Test Automation Service ・ Remote Access EBF - 組込みシステム実機テスト遠隔・自動化
組込みシステム実機テスト遠隔・自動化
Test Automation Service ・ Remote Access EBF
組込みシステム実機テストを遠隔・自動化
Test Automation Service と Remote Access EBF
組込み機器は多機能・高機能化が進み、開発規模が拡大しています。同時に製品競争の激化やセキュリティリスクの増加により、迅速なアップデートやセキュリティ修正が求められています。開発コストを抑え、かつ製品を市場にタイムリーに投入するためには、組込みシステムのテストを効率良く行う必要があります。
また、新型コロナウィルスの影響によってテレワークが進んでおり、リモートから組込みシステムの実機テストを行うニーズが高まっています。
Test Automation Service と Remote Access EBF (Embedded Board Farm)は組込みシステム実機テストの遠隔化・自動化を可能にし、お客様の開発コストの削減、および製品の市場投入のリードタイム短縮を実現します。
※ Test Automation Service と Remote Access EBF は米国 Timesys 社の提供を受けています。
遠隔テスト自動化ソフトウェア Test Automation Service
プロジェクト初期段階では開発ボード数が限られ、デバッグとテストには制約がともないます。開発チームメンバーが、遠隔地に、あるいは同じビル内の異なるフロアに分散するといったケースもあり、開発スケジュールの最適化には多くの課題がともないます。 Test Automation Service は、これらの制約を解消し、開発コストの削減、製品の市場投入までの時間の短縮を可能にします。
Test Automation Service はソフトウェア配布パイプラインの一部として自動テストを実行し、ソフトウェアリリース対象に関連するリスクをできる限り早くフィードバックするプロセスを実現します。Remote Access EBF と連携することにより電源 ON/OFF や USB 抜き差しなど実機を利用した反復テストを自動化することができます。
実機による反復テストの自動化
コード品質の向上
テスト自動化
- ソフトウェア開発プロジェクトなどにおける「Code Check-in」~「ビルド」~「デプロイ」~「テスト」~「レポート生成」までを自動化。手動テストで発生しやすいテスト方法のばらつきを排除します。
- 開発サイクルの早い段階でリグレッションテストの開始が可能なため、バグやパフォーマンス問題をタイムリーに発見できます。
- テスト実行結果の要約レポートが自動生成され、Excel, xml, xls 形式でダウンロードが可能です。レポートを比較することにより、改善点の追跡やコード品質の一貫性保持を実現します。
各ツールの統合
- 事前統合されたコンポーネントと API により、既存の CI ツールやビルドシステム、テストフレームワーク、テストケース管理ソフトウェアとの統合が可能です。
- Jenkins, Bamboo, Buildbot
- Git
- Yocto, Factory
- LAVA, Squish*
実機の遠隔操作サービス Remote Access EBF
Remote Access EBF は VPN 上に設置されたターゲットボードを遠隔から操作可能とするサービスをお客様サイト内に構築します。電源サイクル、コンソールアクセス、プログラミングが可能な SD カードブートや、Web カメラによる画面の確認などローカルボードと同様のユーザーエクスペリエンスを提供します。
リモートワーク・オフショア開発の拡大
ハードウェアの集中管理
リモートアクセス
- 開発ボードは、専用 ハードウェア 「Zombie」 を経由して Remote Access EBF サーバーと接続されます。Zombie 1 台に最大 4 ボード(同一、異機種を問わず)接続が可能です。
- 複数の開発拠点から同時にボードにリモートアクセスができるため、機密性や台数の制限により持出ができない開発ボードでの効率的な開発を実現します。
- 開発ボードに問題が発生した場合、リモートアクセスにより共同でデバッグを行うことができます。
- Web カメラを設置することにより、遠隔モニタリングも可能です。
- 電源の ON/OFF や USB の接続、起動イメージの差し替えもリモートで行えます。
開発ボードの一元管理
- ブラウザから開発ボードの管理コンソールにアクセス可能。ボードの追加/設定/削除や状態確認を行うことができます。
- 開発ボードを設置する拠点を固定化することにより、ハードウェア管理の負担を軽減することができます。
- サイズ: 3.25 x 17 x 9.25 in
(ラックマウント用フェースプレート:幅 19 in) - 電源: 5V/4A
- デバイス/ボード USB シリアルポート: 4
- IO-CX USB データポート: 4
- IO-CX I2C 通信ポート: 4
- APP USB ポート: 8
- イーサネット: 2
- USB ウェブカメラとの互換性
- サイズ: 5 x 7 x 3.75 in
- 電源: 3.3V/2.5A
- SD カードスロット
- microSD リボンケーブル
- GPIO ピン: 6
- USB ポート: 4
- イーサネット: 4
- I2C バスコネクタ