CSR の入力項目

CSR(Certificate Signing Request)とは、SSL/TLS サーバー証明書を発行するための証明書署名要求のことです。CSR には公開鍵の情報と、組織名や所在地等の情報(Distinguished Name=識別名)が含まれており、サイバートラストは提出された CSR にサーバー認証機関の署名を行い、サーバー証明書として発行します。

CSR 作成時に指定する項目について

入力規則
  • 各項目の最大文字数は半角 64 文字(半角スペースを含む)です。
  • 使用出来る文字は半角英数字(a~z, A~Z, 0~9)と記号(「"」「#」「;」「+」を除く)です。ただし、コモンネームは半角英数字(a~z, A~Z, 0~9)と記号「-」「.」「*」のみ使用できます。
  • ローマ字表記を使用する場合(O、L、S/ST など)、ヘボン式 または 訓令式が使用できます。
入力項目

CSR 作成時に指定する項目は、ご利用いただく SSL/TLS サーバー証明書の種類に応じて異なります。
なお、個人事業主の方は入力項目が異なりますので、詳細につきましては、個人事業主のお申し込み方法をご参照ください。

がついている項目は必須設定項目です。「組織単位名 (OU)」は、2022 年 6 月 23 日から証明書のサブジェクトに指定できません。

入力項目 内容 入力例 (英名)
コモンネーム ※1 CN 実際に接続する URL の FQDN www.cybertrust.ne.jp
組織名 O 申請組織の名称 Cybertrust Japan Co.,Ltd.
市町村名 L 申請組織の事業所住所の「市区町村名」
※東京 23 区は「区」を指定
Minato City
都道府県名 S/ST 申請組織の事業所住所の「都道府県名」 Tokyo
国名 C 申請組織の国名(JP 固定) JP
※1
SureServer EV は、グローバル IP アドレス、プライベート IP アドレスならびにホスト名をコモンネームとしてご指定いただけません。
SureServer EV では、証明書情報の日本語表記が利用できます。詳細は証明書情報の日本語表記についてをご覧ください。

がついている項目は必須設定項目です。

入力項目 内容 入力例 (英名)
コモンネーム ※1 CN 実際に接続する URL の FQDN www.cybertrust.ne.jp
グローバル IP アドレス 212.xxx.xxx.xxx
組織名 O 申請組織の名称 Cybertrust Japan Co.,Ltd.
市町村名(※3) L 申請組織の事業所住所の「市区町村名」
※東京 23 区は「区」を指定
Minato City
都道府県名 S/ST 申請組織の事業所住所の「都道府県名」 Tokyo
国名 C 申請組織の国名(JP 固定) JP

CSR 作成時の注意点について

コモンネーム(CN)について

FQDN を指定する場合、以下の URL では赤字の箇所がコモンネームとなります。

https://www.cybertrust.ne.jp/

SureServer を申請のお客様で、CN としてグローバル IP アドレスを指定する場合、以下の URL では赤字の箇所がコモンネームとなります。

https://212.xxx.xxx.xxx/
国名(C)について

国名は、「JP」と入力します。
※ SureHandsOn からご申請の場合、国名は必ず JP で発行されます。

組織名(O)について
SureServer EV の場合

証明書の組織名には、CSR で指定した値ではなく、SureBoard/SureHandsOn 登録情報の申請法人名(英語)・(日本語)のうち、証明書申請時に選択した値を使用します。

SureServer の場合

組織名には、次のいずれかの方法で確認できる申請法人の英訳組織名を入力してください。

  • 帝国データバンクなどの企業データベース
  • 行政機関への提出書類(例:有価証券報告書)
  • 日本語組織名のローマ字表記(ヘボン式・訓令式)

※ 学校の場合は、学校法人名を入力してください。

市町村名(L)および都道府県名(S/ST)について

証明書の市町村名と都道府県名には次の値を使用します。

  • SureBoard の場合: CSR で指定した値と SureBoard 登録情報の申請法人の住所(日本語)のうち、証明書申請時に選択した値
  • SureHandsOn の場合: SureHandsOn 登録情報の申請法人の住所(英語)・(日本語)のうち、証明書申請時に選択した値

市町村名(L)には、市区町村以降の住所(町名・条・丁目・番地など)を含めることができません。
指定可能な範囲や表記については以下をご覧ください。

市町村名(L)に設定できる値
特別区(東京23区は「区」) "〇〇 City"、"〇〇 Ku"、"〇〇区" など
(〇〇は区の名称)
政令指定都市は「市と区」または「市」 "△△ City □□ Ward"、"△△ Shi □□ Ku"、"△△市□□区" または "△△ City"、"△△ Shi"、"△△市" など
(△△は市の名称、□□は区の名称)
※英語またはローマ字表記の場合、市と区の間にスペースを入れてください。
郡が設置されている町村は「郡と町または村」 "●● County ×× Town/village"、
"●● Gun ×× Cho/Son(またはMachi/Mura)"、
"●●郡××町/村" など
(●●は郡の名称、××は町または村の名称)
※英語またはローマ字表記の場合、郡と町または村の間にスペースを入れてください。
※郡を省略することはできません。

※英語またはローマ字表記(ヘボン式・訓令式)の場合、行政区分(市、区、郡、町、村)を示す単語は省略可能です。

公開鍵長について

公開鍵長は 2048bit をご指定ください