Enterprise Pack for AlmaLinux よくいただくお問い合わせ (FAQ)
FAQ
サービス内容について
Enterprise Pack for AlmaLinux とは何ですか?サービスの概要を教えてください。
AlmaLinux をお客様のビジネスや製品に活用いただく際に必要となる機能やサポートなどをまとめた当社の製品です。2024 年 11 月時点では、以下のサービスを提供する製品となります。
- AlmaLinux SBOM アップデートサービス :
AlmaLinux の標準リポジトリから提供している PKG に対応した SBOM データを提供するサービスです。
また、本製品の納品物のディスク (コンパニオンディスク) には、AlmaLinux 9.2 のインストールイメージに収録されているパッケージに対応する SBOM データを収録しており、オフライン環境下でご利用いただくことも可能です。 - AlmaLinux Standard 技術サポートサービス :
AlmaLinux ご利用時の疑問点や障害発生時の技術サポートを提供するサービスです。
なお、オプション製品として Enterprise Pack for AlmaLinux ELS オプションも提供いたします。
本オプション製品では、以下のサービスを追加で提供いたします。- AlmaLinux Standard アップデートサービス :
AlmaLinux の標準サポート終了日 (2032 年 5 月 31 日) から 6 年間、新たに検出された脆弱性の修正を含むアップデートパッケージを提供するサービスです。
また、本オプションをご契約いただいた場合、上記の「AlmaLinux Standard 技術サポートサービス」のサポート終了日も 2038 年 5 月 31 日まで延長いたします。
※「AlmaLinux SBOM アップデートサービス」のサポート終了日も 2038 年 5 月 31 日まで延長する予定です。加えて、今後以下のサービスの提供を計画しております。
- AlmaLinux マイナーアップデートサービス(仮称) :
AlmaLinux 9.6 のマイナーバージョンを維持したまま、セキュリティアップデートを 7 年間提供するサービスです。
(AlmaLinux 9.7 へのアップデートをせずに脆弱性の修正を提供いたします) - ISO/IEC 15408 認証ドキュメント提供サービス(仮称):
ISO/IEC 15408 認証を取得したことを証明するドキュメントを提供いたします。
- AlmaLinux SBOM アップデートサービス :
AlmaLinux と違いはどのようなものですか?
AlmaLinux OS は、The AlmaLinux OS Foundation が無償で公開している Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 系の Linux ディストリビューションです。
OS 自体は無償で利用できるほか、RHEL との操作等の共通性のため、コミュニティによるサポートが終了した CentOS の後継 OS として大変注目を集めております。
また、当社は 2023 年より The AlmaLinux OS Foundation への支援ならびにエンジニアの参画を行っております。ただし、AlmaLinux OS 単体では、CentOS と同様にコミュニティによるサポートのみであり、特にご利用における不明点への解決や、障害発生時のサポートが不十分な状況であり、ビジネスへそのまま利用することは難しい状況でもあります。
このため、当社では Enterprise Linux for AlmaLinux として、ビジネス利用において不足する技術サポート等を提供していきます。
どのようなシステムが対象となりますか? システムの必要要件を教えてください。
本製品として提供する各サービスごとに必要なシステム要件がことなります。
各サービスごとのシステム要件は以下のとおりです。- AlmaLinux SBOM アップデートサービス :
- AlmaLinux 9.2 以降 (9.0, 9.1 をお使いの場合は、事前に AlmaLinux 9.2 以降の状態にアップデートしていただく必要があります)
- インターネットを経由して本サービスのサーバーに HTTPS プロトコルでアクセスできること。 - AlmaLinux Standard 技術サポートサービス :
- AlmaLinux 9.0 以降
※お客様のシステムへのソフトウェアのインストールや設定の変更の必要はございません。 - AlmaLinux Standard アップデートサービス :
- AlmaLinux OS Foundation による AlmaLinux 9 の標準サポート終了日 (2032 年 5 月 31 日時点) の状態の AlmaLinux 9。
- インターネットを経由して本サービスのリポジトリサーバーに HTTPS プロトコルでアクセスできること。
- AlmaLinux SBOM アップデートサービス :
「AlmaLinux Standard サポート」との違いは何ですか?
「AlmaLinux Standard サポート」は、本製品にも添付しております以下 2 つのサービスをセットにした製品であり、小規模台数の環境で従来 CentOS を利用されていたお客様を意図したものとなります。
- AlmaLinux Standard 技術サポート
- AlmaLinux Standard アップデートサービス
一方、本製品は従来 Red Hat Enterprise Linux など、商用 Linux を利用されていたお客様向けにビジネス利用における高度な機能を提供することを目的とした製品となります。
このため、今後はマイナーバージョンを維持した状態でのセキュリティーアップデートの継続提供サービスなどを展開していく予定です。
購入後の導入・利用手順を教えてください。
ご契約後は、以下の手順でご利用いただく形となります。
1. 当社受注担当部門からのご契約情報(『サポート証書』) 、およびマニュアル (『ユーザーズガイド』) のメール納品
↓
2. 当社マネージド PKI システムのサーバーからの「クライアント証明書」の発行ご案内メールの送信
↓
3. 「クライアント証明書」ファイルのダウンロードとブラウザへの設定 (お客様によるご対応)
↓
4. 当社サーバーからの本製品ディスク (「コンパニオンディスク」) イメージファイルのダウンロード
↓
5. 各サービスのインストールなお、「AlmaLinux Standard 技術サポート」のみをご利用の場合は、上記 2 までの対応が必要です。
詳細な手順は、上記 1 で納品する『ユーザーズガイド』に掲載しております。
物理環境向けと仮想環境向けのサービス内容に相違点はありますか?
いいえ。ご提供するサービスの内容は同一となります。
本サービスの EOL (サービス終了予定日) を教えてください。
2032 年 5 月 31 日 (AlmaLinux 9 の標準サポート終了日と同日) までとなります。
ただし、「Enterprise Pack for AlmaLinux ELS オプション」をご契約いただいた場合は、2038 年 5 月 31 日までとなります。
納品物とその納入方法を教えてください。
納品物は以下となります。
a. サポート証書: ご契約の証書です。
「AlmaLinux Standard サポート」に必要な ”サポート ID”、および ELS オプション契約時には「AlmaLinux Standard アップデートサービス」の利用に必要なライセンスキーが記載されております。
b. Enterprise Pack for AlmaLinux ユーザーズガイド
本製品のマニュアルとなります。
c. クライアント証明書
「AlmaLinux SBOM アップデートサービス」のご利用に必要なクライアント証明書ファイルです。
d. コンパニオンディスク
「AlmaLinux SBOM アップデートサービス」のご利用に必要なツール本体などを収録した本製品のインストールメディアです。
なお、本ディスクは上記 b のクライアント証明書による認証が必要な当社のサーバーからダウンロードいただく形でのご提供となります。
契約・購入方法について
購入形態・メニュー (プラン) はどのようなものがありますか?
本製品をご利用いただくハードウェアの種類に応じて、2 つのプランを用意しております。
- ベアメタル環境 (実機) でご利用いただく場合: Enterprise Pack for AlmaLinux 物理
- 仮想基盤、もしくはクラウド基盤上でご利用いただく場合: Enterprise Pack for AlmaLinux 仮想
それぞれのサービスは利用されるハードウェアの種類のみが異なるものであり、ご提供するサービス内容は同一です。 また、どちらのプランの場合でも延長サポートをご希望の場合は、Enterprise Pack for AlmaLinux ELS オプション をご提供いたします。
利用するサーバー台数と契約の関係を教えてください。
「Enterprise Pack for AlmaLinux 物理」、「Enterprise Pack for AlmaLinux 仮想」は、いずれも利用されるシステム台数分の本数のご契約が
必要です。なお、ベアメタル環境 (実機) に AlmaLinux 9 と標準の仮想基盤である KVM を導入され、このうえで AlmaLinux 9 の仮想マシンを稼働される
場合は、「Enterprise Pack for AlmaLinux 物理」と「Enterprise Pack for AlmaLinux 仮想」をそれぞれ 1 本ずつご契約いただく必要があります。
最低購入台数の規定はありますか?
ありません。1 台単位からのご購入が可能です。
同梱されている各サービスのバラ売りはできますか?
いいえ。
大変恐れ入りますが、本製品は以下各サービスのセット販売商品です。
このため、各サービス個別の販売は、サービスごとのご契約台数の変更はできません。- AlmaLinux SBOM アップデートサービス
- AlmaLinux Standard 技術サポートサービス
- AlmaLinux Standard アップデートサービス
なお、お客様のご要望・ご要件によっては、お客様との個別契約を締結することが可能な場合もございます。
このようなご対応を希望される場合は、お手数をお掛けいたしますが当社営業までお問い合わせください。
ELS (延長サポート) オプションは事後購入できますか?
いいえ。
「Enterprise Pack for AlmaLinux ELS オプション」は、「Enterprise Pack for AlmaLinux 物理」もしくは「Enterprise Pack for AlmaLinux 仮想」の初回ご契約時にのみご購入いただけます。
大変恐れ入りますがご了承くださいますようお願いいたします。
購入手順を教えてください。
ご購入を希望いただける場合は、以下 のお問い合わせフォームより当社営業までご用命ください。
その後、当社営業よりお見積もり、および申込書をご提供いたしますので、必要事項をご記入のうえ返送いただく形となります。
クライアント証明書について
X.509 クライアント証明書とはどのようなものですか?
本サポートサービスのご契約を証明いただくための証明書ファイルです。
本サービスの製品ディスク (コンパニオンディスク) のイメージファイルや、SBOM アップデートサービスの専用ツールを入手いただく際の認証に必要となります。
なお、X.509 クライアント証明書は当社の「マネージド PKI」サービスを用いて発行しております。
X.509 クライアント証明書はどのように入手できますか?
本サポートサービスの技術連絡先メールアドレス宛に送付いたしますメール内のダウンロード URL より入手してください。
ご契約担当者様宛にダウンロードのご案内メールを配信いたしますので、本メール内のダウンロード URL から当社の「マネージド PKI」サービスのサイトにアクセスいただき、ダウンロードしてください。件名:「当社サーバーアクセス用クライアント証明書発行のお知らせ」
なお、ダウンロード時の手順や注意事項は『Linux 延長サポート for CentOS ユーザーズガイド』に掲載しておりますので、必ずご一読いただきますようお願いいたします。
X.509 クライアント証明書はいつ頃発行していただけますか? 契約締結から X.509 クライアント証明書の発行までにどの程度かかりますか?
通常ご契約締結日から 5 営業日以内に発行いたします。
2024 年 5 月 20 日までに本サポートサービスをご契約いただいたお客様には、2024 年 5 月 27日〜29 日頃に上記のメールを配信しております。
この上記のメールを受信できなかった場合はお手数をお掛けいたしますが技術サポート窓口、もしくは当社担当営業までお問い合わせください。また、2024 年 5 月 20 日以降にご契約いただいたお客様におかれましては、ご契約締結日 (当社契約担当窓口からサポート証書を納品いたしました日付) より通常 5 営業日以内に上記のご案内メールを送付いたします。
X.509 クライアント証明書はいつまでダウンロードできますか? X.509 クライアント証明書のダウンロードはいつまでに実施すればよいですか?
通常ご契約締結日から 5 営業日以内に発行いたします。
2024 年 5 月 20 日までに本サポートサービスをご契約いただいたお客様には、2024 年 5 月 27日〜29 日頃に上記のメールを配信しております。
この上記のメールを受信できなかった場合はお手数をお掛けいたしますが技術サポート窓口、もしくは当社担当営業までお問い合わせください。また、2024 年 5 月 20 日以降にご契約いただいたお客様におかれましては、ご契約締結日 (当社契約担当窓口からサポート証書を納品いたしました日付) より通常 5 営業日以内に上記のご案内メールを送付いたします。
X.509 クライアント証明書のダウンロードサイトにはいつでもアクセスできますか?
毎月 1 度の定期メンテナンス時を除き、いつでもアクセスいただけます。
X.509 クライアント証明書のダウンロードサイトにつきましては、毎月 1 度 (通常第 3 火曜日 22:00~翌8:00) に定期メンテナンス日を設けさせていただいております。該当時間帯はアクセスいただけませんのであらかじめご了承ください。なお、メンテナンス実施日につきましてはご契約時に登録いただきました技術連絡先メールアドレスへご案内を差し上げております。
X.509 クライアント証明書はどのように利用しますか?
本サポートサービスをご利用の AlmaLinux OS のサーバー、もしくはお客様の PC 端末のブラウザにインストールのうえ利用します。
本サポートサービスで提供するアップデートパッケージを入手いただく際、X.509 クライアント証明書を利用して本サポートサービスをご契約いただいたことの確認を行います。なお、一度 X.509 クライアント証明書をインストールいただけますと、その後の確認処理は自動で実行されます。ご利用時のパスワード等の入力は不要です。
X.509 クライアント証明書は複製してもいいですか?
はい。構いません。
ご契約内容の範囲内でご利用いただくことを前提としますが、X.509 クライアント証明書の複製に制限は設けておりません。
特に、オフライン環境下の AlmaLinux OS のサーバーでご利用いただく場合、当該サーバーの管理をご担当されている方の PC 端末等に X.509 クライアント証明書を設定いただく必要がございます。この場合、管理をご担当いただく複数の方の PC 端末に X.509 クライアント証明書を複製のうえ登録いただいて構いません。また、複製される際、当社への事前の申請等は不要です。
X.509 クライアント証明書に有効期限はありますか?
はい。お客様のご契約満了日を有効期限としております。
本サポートのご契約を延長されずに満了日を迎えた場合、X.509 クライアント証明書は失効扱いとなり、以降に公開された最新版の SBOM データは入手いただけなくなります。なお、契約満了日以前にご契約を延長いただいた場合は、当社側で有効期限を自動的に延長いたします。
この場合、お客様側での X.509 クライアント証明書の入れ替え作業は不要です。ただし、上記の契約満了日に関わらず、初回のご契約から 5 年間を経過した時点で、X.509 クライアント証明書自体は入れ替えていただく必要がございます。あらかじめご了承ください。
X.509 クライアント証明書を複数通発行できませんか?
恐れ入りますができません。
X.509 クライアント証明書は、本サポートのご契約ごとに 1 通のみの発行となります。あらかじめご了承ください。
X.509 クライアント証明書の再発行はできますか?
恐れ入りますができません。
X.509 クライアント証明書は、本サポートのご契約を証明するためのデータとなりますため、以下に該当するケースなど、お客様の管理やご都合に起因した再発行はできません。あらかじめご了承ください。- X.509 クライアント証明書ファイルを紛失された場合
- X.509 クライアント証明書ファイルに設定されたパスワードを失念された場合
- ご案内したダウンロード URL からの X.509 クライアント証明書ファイルのダウンロードを 14 日間以内に実施されなかった場合
このため、管理に際しては十分ご注意くださいますようお願いいたします。
なお、X.509 クライアント証明書を紛失された場合は、お手数ですが当社担当営業までお知らせください。
X.509 クライアント証明書のパスワードにはどのような文字を利用できますか?
X.509 クライアント証明書には、以下の文字のみで構成したパスワードを設定してください。
- 半角英小文字 (a〜z)
- 半角英大文字 (A〜Z)
- 半角数字 (0〜9)
PC 端末に設定した X.509 クライアント証明書の削除はできますか?
はい、できます。
削除の手順につきましては、技術サポート窓口までお問い合わせください。なお、本サポートサービスの X.509 クライアント証明書は本サポートサービス専用のものですので、そのまま設定されつづけた場合でもお客様の PC 端末の動作等に支障を生じることはございません。
X.509 クライアント証明書による認証の仕組みを自社のシステムで利用することはできますか?
はい。できます。
当社では「マネージド PKI」サービスとしてお客様ブランドによる X.509 クライアント証明書の発行および管理のアウトソーシングサービスを提供しております。本サービスをご利用いただくことでお客様のシステムにも証明書を用いた認証を必要とするシステムを構築いただけますので、ぜひ採用をご検討ください。ただし、本サービスで発行した X.509 クライアント証明書は本サービス専用のものとなりますので、こちらの証明書をそのままお客様のシステムに転用いただくことはできません。
SBOM アップデートサービスについて
SBOM とは何ですか? SBOM はどのように活用すればよいのでしょうか?
AlmaLinux OS のシステム内で用いられているすべてのパッケージと、その提供元などの情報を列挙したデータです。
イメージとしては、一般的な加工食品のケース等に表記されている原材料やその生産者、成分の情報に相当するものとなります。近年、サプライチェーンマネジメントの一貫として、特に OS などを組み込んだ製品を公開される場合、その内部で利用されているソフトウェアを開示する用途などへの利用促進が検討されているほか、当社の MIRACLE Vul Hammer を始め、脆弱性管理ソフトウェアなどの入力データとして用いることで、システムのセキュリティ管理を一元的に行えるなどのメリットがあります。
SBOM アップデートサービスとはどのようなものですか?
AlmaLinux OS Foundation (コミュニティ) が AlmaLinux 9 向けの標準リポジトリ (BaseOS, AppStream) で提供しているパッケージとそのバージョン・リビジョンに対応する SBOM データを提供するサービスです。
また、当社のサービスでは専用の取得ツール MLSBOMUTILS を提供しており、本ツールをインストールされたお客様の AlmaLinux 9 にインストールされているパッケージおよびそのバージョン・リビジョンに沿った最新の SBOM データを容易に入手いただくことができます。
本サービスでは SBOM データをどのようにして入手できますか?
本サービス専用のツール MLSBOMUTILS をお客様の AlmaLinux 9 のシステムにインストールのうえ、当該ツールを実行する形で入手します。
本ツールはお使いの AlmaLinux 9 にインストールされているパッケージとそのバージョン・リビジョンを確認のうえ、当社のサーバーより該当するパッケージとそのバージョン・リビジョンに沿った SBOM データを自動的にダウンロードします。
なお、本ツールを用いて当社のサーバーから SBOM データを取得する際には、別途提供いたしますクライアント証明書の設定が必要です。また、AlmaLinux 9.2 のインストールイメージからインストールされたシステムで、インストール後 dnf / yum コマンドを用いたパッケージのインストールやアップデートを一度も実行されていない場合は、インターネット経由で当社のサーバーにアクセスすることなく、本製品のディスク(コンパニオンディスク)から SBOM データを取得いただくこともできます。
本サービスで提供する SBOM データの形式を教えてください。
以下の形式・ファイルフォーマットに対応しております。
- SPDX (The Software Package Data Exchange) 形式 ー XML / JSON / YAML フォーマット
- CycloneDX 形式 - XML / JSON フォーマット
本サービスのシステム要件を教えてください。
本サービスのシステム要件は以下となります。
a) AlmaLinux 9.2 以降 (9.0, 9.1 をお使いの場合は、事前に AlmaLinux 9.2 以降の状態にアップデートしていただく必要があります)
b) インターネットを経由して本サービスのサーバーに HTTPS プロトコルでアクセスできること。なお、AlmaLinux 9.2 のインストールイメージからインストールされたシステムで、インストール後 dnf / yum コマンドを用いたパッケージのインストールやアップデートを一度も実行されていない状況下で、本製品のディスクに収録されている SBOM データを利用する場合、上記 a の要件のみを満たしている必要があります。
PROXY サーバー経由でも利用できますか?
はい。以下の仕様のプロキシサーバーに対応しております。
- 認証機能を持たないプロキシサーバー
- BASIC 認証によるプロキシサーバー
なお、プロキシサーバーの設定は FQDN (ホスト名) のみでの設定となります。
IP アドレスによる設定はできませんので、あらかじめご了承ください。
オフライン環境でも利用できますか?
AlmaLinux 9.2 のインストールイメージからインストールされたシステムで、インストール後 dnf / yum コマンドを用いたパッケージのインストールやアップデートを一度も実行されていない状況に限り、ご利用いただけます。
この場合は、本サービスの専用ツール (MLSBOMUTILS) を用いて、当社のサーバーではなく本製品のディスク(コンパニオンディスク)から SBOM データを取得する形となります。
専用ツールのアクセス先となるサーバーを教えてください。
本サービスの専用ツールがアクセスする当社のサーバーは以下となります。
security.miraclelinux.com (2024 年 10 月現在)お客様のネットワークへの通信設定が必要な場合は、上記サーバーへの HTTPS プロトコル (ポート 443) の通信の許可設定をあらかじめ実施いただきますようお願いいたします。
専用ツールの実行にはライセンスの認証が必要ですか?
はい。
本ツールを用いて当社のサーバーから SBOM データを取得する際には、本サービス専用の X.509 クライアント証明書による認証が必要となります。
X.509 クライアント証明書は、本サービスのご契約時に当社から発行するものであり、発行後お客様にてダウンロードのうえ、本ツールにあらかじめ設定していただく必要があります。具体的な設定手順等はクライアント証書の FAQ ページ、および納品時に提供いたします『ユーザーズガイド』をご確認ください。
なお、クライアント証明書の設定は本ツールの初回利用時のみとなります。
設定後、本ツールを用いて SBOM データをダウンロードする際のパスワードの入力等は不要です。
専用ツールのライセンスはどのように認証しますか?
本サービスの専用ツール (MLSBOMUTILS) の初回利用時に、本サービス専用の X.509 クライアント証明書をインポートする形でライセンス認証手続きを実行します。
具体的なインポート手順等は納品時に提供いたします『ユーザーズガイド』をご確認ください。なお、クライアント証明書の設定は本ツールの初回利用時のみとなります。
設定後、本ツールを用いて SBOM データをダウンロードする際のパスワードの入力等は不要です。
専用ツールはどのようにインストールしますか?
本製品のディスク(コンパニオンディスク) 内に収録している本サービスのインストールスクリプトを用いてインストールします。
インストールスクリプトの具体的な利用方法は、納品時に提供いたします『ユーザーズガイド』をご確認ください。
インストール作業ではどのような設定が変更されますか?
本サービスのインストールスクリプトでは、主に以下の設定やインストールを行っております。
- 本サービス専用のツールの RPM パッケージ (mlsbomutils) のインストール
- mlsbomutils RPM パッケージのアップデート提供用リポジトリの設定ファイルの設置
- mlsbomutils RPM パッケージの正真性のチェックに必要な RPM GPG キーのインポート
取得した SBOM データの再提供は可能ですか? 取得した SBOM データを自社の製品の一部としてエンドユーザー様に提供してもよいですか?
はい。可能です。
技術サポートサービスについて
技術サポートサービスとは何ですか?
本サポートサービスでは、AlmaLinux 利用時の疑問点や OS 起因の障害や障害と想定される事象ある場合、当社のエンジニアによる日本語で技術的なサポートを提供いたします。
本サポートでは、電子メールでいただいたお問い合わせに対して、対処手順などをご回答いたします。
どのようなことをサポートしてもらえますか?
以下 URL に公開しております『AlmaLinux Standard 技術サポートサービス』に掲載しておりますのでこちらをご参照ください。
https://www.cybertrust.co.jp/linux-oss/sla/almalinux-standard-technicalsupport-sla.pdf
どうやってお問い合わせすればよいのでしょうか?
当社技術サポート窓口まで電子メールでご連絡ください。
お問い合わせ先となる当社技術サポート窓口のメールアドレスは納品時にご提供いたします『ユーザーズガイド』に掲載しておりますのでこちらをご確認ください。
お問い合わせできる回数や時間に制限はありますか?
お問い合わせ回数や時間に制限はありませんので、お気軽にお問い合わせください。
ただし、当社側で同時に調査可能な件数は 1 件としております。このため、同時に複数のお問い合わせをいただいた場合は、いただいた順序でご回答を差し上げる形となりますのであらかじめご了承ください。なお、お客様より優先順序をご指定いただくことも可能です。
技術サポートではどこまで対応できますか? 技術サポートで対応いただける範囲を教えてください。
本サポートサービスの SLA (Service Level Agreement) に掲載しております範囲での対応となります。
SLA (Service Level Agreement) の掲載 URL は、『Linux 延長サポート for CentOS ユーザーズガイド』に掲載しておりますので、こちらをご参照ください。また、ご不明な場合は当社技術サポート窓口でお問い合わせ内容を確認のうえ対応可否を含めご案内いたしますので、サポート範囲に関わらずお困りの点を技術サポート窓口までお知らせください。
お問い合わせできる OS は AlmaLinux 9 のみですか? AlmaLinux 8 に関するお問い合わせは可能でしょうか?
いいえ。
「Enterprise Pack for AlmaLinux 」は、AlmaLinux 9 向けのみのご提供となります。
このため、本契約では AlmaLinux 8 や、他の Linux OS (MIRACLE LINUX, CentOS など) に関するお問い合わせへのご対応はできません。なお、AlmaLinux 8 向けの技術サポートについては「AlmaLinux Standard サポート」によるご提供が可能です。
また、CentOS、当社 MIRACLE LINUX につきましても同様のサポートサービスをご提供しておりますので、ご用命いただける場合は当社営業までぜひお問い合わせください。
サイバートラストのサポート対応可能時間を教えてください。
以下 URL に公開しております『AlmaLinux Standard 技術サポートサービス』に掲載しておりますのでこちらをご参照ください。
https://www.cybertrust.co.jp/linux-oss/sla/almalinux-standard-technicalsupport-sla.pdf
具体的なサポート可能な範囲を教えてください。
以下 URL に公開しております『AlmaLinux Standard 技術サポートサービス』に掲載しておりますのでこちらをご参照ください。
https://www.cybertrust.co.jp/linux-oss/sla/almalinux-standard-technicalsupport-sla.pdf
お問い合わせをしてから回答までに要する時間の目安を教えてください。
以下 URL に公開しております『AlmaLinux Standard 技術サポートサービス』に掲載しておりますのでこちらをご参照ください。
https://www.cybertrust.co.jp/linux-oss/sla/almalinux-standard-technicalsupport-sla.pdf
技術連絡先メールアドレスについて
技術連絡先メールアドレスとは何ですか?
本サポートサービスでの技術的なご案内事項等を連絡するためにご登録いただくメールアドレスです。
以下に示すような技術的なご連絡を差し上げますので、ご登録いただく際には本サポートサービスをご利用いただく CentOS 7 を採用されたシステムの管理者様など、技術面でのご担当者様を設定いただくようお願いいたします。
技術連絡先メールアドレスにはどのような連絡が届きますか? アップデートパッケージがリリースされた場合、連絡はいただけますか?
以下に示す内容をご連絡いたします。
- 当社側サーバーのメンテナンスに伴うサービス休止のご案内
- 『ユーザーズガイド』の改版に関するご案内
- X.509 クライアント証明書の発行に関するご案内
技術連絡先メールアドレスとして複数のメールアドレスを登録できますか?
いいえ、できません。
複数の方の登録を希望される場合は、お客様でメーリングリストをご用意のうえ配信を希望される方をすべてご登録のうえ、対象のメーリングリストのアドレスを技術連絡先メールアドレスとしてお知らせください。
技術連絡先メールアドレスを変更する場合、どうすればよいですか?
技術サポート窓口のメールアドレス宛に以下の希望される変更内容をお知らせください。
(ご連絡をお願いしたい内容)- お客様のサポート ID ※ご契約の確認のために必要となります。ご不明な場合は、サポート証書をご確認ください。
- お客様の会社名
- 変更前後の技術連絡先メールアドレス
なお、ご連絡いただいてから変更完了まで 3 営業日程度をいただきます。あらかじめご了承ください。
延長サポート (ELS) オプションについて
ELS オプションとは何ですか?
「Enterprise Pack for AlmaLinux ELS オプション」として提供する「AlmaLinux Standard アップデートサービス」は、The AlmaLinux OS Foundation による標準サポート終了日以降に発見された脆弱性への修正を含むアップデートパッケージを米国 CloudLinux 社の延長アップデート用のリポジトリから提供を行うサービスです。
また、 The AlmaLinux OS Foundation からの標準サポート終了後も継続して利用いただけるようにすることを目的として、AlmaLinux の標準リポジトリで提供されているパッケージを提供する CloudLinux 社のミラーリポジトリを提供いたします。
延長アップデートパッケージはどのように提供されますか?
「dnf / yum コマンドを用いた自動アップデート」による方法で提供いたします。
本サポートサービスのリポジトリサーバーから、dnf / yum コマンドを用いてアップデートいただく方法のみを提供いたします。このため、インターネット経由でリポジトリサーバーに接続できない環境では、本サポートサービスをご利用いただけません。
本サービスの利用手順等がまとまった資料はありますか? 『ユーザーズガイド』とは何ですか? 『ユーザーズガイド』はどこで入手できますか?
ご契約時に納品物としてご提供するほか、最新版は本サポートのご契約時に登録いただいた技術連絡先メールアドレス宛に送付いたします。
なお、『ユーザーズガイド』にはご契約者様のみへ開示可能な情報を含みますため、本 FAQ 等、Web ページ上への掲載や公開は行っておりません。ご了承ください。また、ご契約いただいたお客様で本書を紛失された場合は、最新版を再度ご提供いたしますので技術サポート窓口か、本サービスをご契約いただいた際の当社担当営業、もしくは契約担当窓口までお問い合わせください。
延長アップデートパッケージのリリース有無は誰が決めますか? 延長アップデートパッケージのリリース有無の基準を教えてください。 どのような場合にアップデートパッケージはリリースされますか?
アップデートパッケージの作成有無や提供する場合のリリース時期、修正対象とする脆弱性の内容は、当社および本オプションのアップデートパッケージの提供元である米国 CloudLinux 社の判断で決定いたします。
本サポートサービスは、当社もしくは米国 CloudLinux 社の判断でリリースしたアップデートパッケージをお客様に提供するサービスとなります。
お客様からのご依頼やご要望を踏まえて作成するサービスではございませんので、あらかじめご了承ください。
また、本サポートサービスではリリース有無の詳細な条件や判断の過程は開示しておりません。
延長アップデートパッケージの提供はいつから開始されますか?
延長アップデートパッケージの提供は、AlmaLinux OS Foundation (コミュニティ) による標準サポートが終了する 2032 年 6 月 1 日から提供を開始する予定です。
なお、アップデートパッケージ自体の提供は上記の期日まで行いませんが、延長アップデートパッケージを提供するためのリポジトリ自体は本サービスを契約した時点から設定いただくことができます。
ELS オプションは AlmaLinux の標準サポート終了後からも契約できますか?
いいえ。
「Enterprise Pack for AlmaLinux ELS オプション」は、「Enterprise Pack for AlmaLinux 物理」もしくは「Enterprise Pack for AlmaLinux 仮想」の初回ご契約時にのみご購入いただけます。
大変恐れ入りますがご了承くださいますようお願いいたします。
他の RHEL 系 OS (RHEL,CentOS, Rocky Linux, MIRACLE LINUX など) でも利用できますか?
いいえ。
「Enterprise Pack for AlmaLinux ELS オプション」は、AlmaLinux 9 向けのみのご提供となります。ただし、CentOS、当社 MIRACLE LINUX につきましても同様のサポートサービスをご提供しておりますので、ご用命いただける場合は当社営業までぜひお問い合わせください。
AlmaLinux 8 系でも利用できますか?
いいえ。
「Enterprise Pack for AlmaLinux ELS オプション」は、AlmaLinux 9 向けのみのご提供となります。
このため、本契約では AlmaLinux 8 の ELS サービスのご提供はできません。なお、AlmaLinux 8 向けの延長サポートについては「AlmaLinux Standard サポート」によるご提供が可能ので、ご用命いただける場合は当社営業までぜひお問い合わせください。
Microsoft Azure 仮想基盤など、クラウド環境上の AlmaLinux でも利用できますか?
利用自体は可能と考えておりますが、クラウド環境上の AlmaLinux について、当社では動作検証を行っておりません。このため、ベストエフォートでのサポート対応となります。
サードパーティー製のソフトウェアは利用できますか?
通常の動作には影響しないものと考えますが、動作保証はなく、サポート範囲外となります。
本サポートサービスで提供する延長アップデートパッケージは、AlmaLinux OS Founcation (コミュニティ) によるサポート終了日 (2032 年 5 月 31 日) 時点の AlmaLinux 9 向けの最終版のパッケージに対して、それ以降に検出された脆弱性の修正のみを取り込んだアップデートパッケージを作成・提供いたします。このため、脆弱性の内容にもよりますが基本的に機能面の変更は行いませんので、多くの場合サードパーティー製のソフトウェアの動作には影響しないものと考えております。ただし、提供するアップデートパッケージのリビジョン番号は本サポートサービス独自の体系のものへ更新・変更いたしますので、パッケージのバージョン・リビジョン番号を参照しているようなケースなどでは動作できなくなる可能性がございます。
特に、セキュリティ関連のサードパーティー製ソフトウェアなどで、kernel パッケージのバージョン・リビジョン番号をチェックしているようなケースでは動作しなくなる可能性が考えられます。これらにつきましては、本サポートサービスの仕様として動作保証外となります。あらかじめご了承くださいますようお願いいたします。
サードパーティー製のリポジトリは利用できますか?
動作保証はなく、サポート範囲外となります。
EPEL や remi など、サードパーティー製のリポジトリをご利用の場合、パッケージ間の依存性の衝突等の問題が発生し、アップデートに失敗する可能性があります。
このため、基本的には本サポートサービスのインストール、もしくは提供するアップデートパッケージを導入される前にこれらのリポジトリの設定は削除していただきますようお願いいたします。また、削除された場合でもそれらのリポジトリから導入されたパッケージとの間で依存関係の問題を生じる可能性もございますので、あらかじめご了承ください。
このような状況が発生した場合は、ベストエフォートでの対応となりますが技術サポート窓口より解決策をご提案できる可能性もありますので、よろしければ発生した事象と sosreport ファイルを添えてお問い合わせください。
Docker や Podman、Kubernetes などのコンテナ基盤上の AlmaLinux のコンテナイメージでも利用できますか?
現時点ではサポート範囲外となり、動作保証も行っておりません。
また、お客様の責任下で AlmaLinux OS のコンテナイメージに適用いただく場合、利用されるコンテナ台数分の契約が必要となりますのであらかじめご了承ください。
リポジトリサーバーとはどのようなものですか?
本サポートサービスで提供するアップデートパッケージを配布するためのサーバーです。
本サーバーをご利用いただくことで、お客様の環境では yum update コマンドを実行いただくだけで本サポートサービスから提供するアップデートパッケージを適用いただけます。ただし、リポジトリサーバーをご利用いただく場合、お使いの CentOS のサーバーから本サポートサービスのリポジトリサーバーに HTTPS プロトコルで接続できる必要があります。
リポジトリサーバーのメンテナンス時には連絡をいただけますか?
はい。ご契約時に登録いただいた技術連絡先メールアドレスへ事前にご案内いたします。
計画的なメンテナンスを実施する場合は、通常 1 週間以上前に技術連絡先メールアドレスへ実施予定日時や期間をご案内いたします。
ただし、緊急的なメンテナンスを行う場合は、予告なく実施する可能性があることをあらかじめご了承ください。なお、リポジトリサーバーは毎月などの定期的なタイミングでのメンテナンスは実施しておりません。
ミラーリポジトリサーバーは構築してもよいですか?
いいえ、構築できません。
本サポートサービスではライセンス管理の都合上、ミラーリポジトリサーバーの構築をお断りしております。あらかじめご了承くださいますようお願いいたします。なお、お客様のご要件や運用の都合上、ミラーリポジトリサーバーの構築が必須となる場合は個別のご契約での対応が可能なケースもございます。もしこのような状況がある場合は、当社営業までお問い合わせくださいますようお願いいたします。
ライセンスキーとはどのようなものですか?
本サポートサービスのインストール時に必要となる認証キーです。
ELS オプションのライセンスキーは、クライアント証明書とは異なるものですか?
はい。
「Enterprise Pack for AlmaLinux ELS オプション」として提供する「AlmaLinux Standard アップデートサービス」は、米国 CloudLinux 社の延長アップデート用のリポジトリへのアクセス権限と、当該リポジトリからの延長アップデートパッケージの提供を行うサービスです。
このため、本サービスの認証に必要なライセンスキーは、米国 CloudLinux 社より発行されたものとなります。また、「AlmaLinux SBOM アップデートサービス」など、「Enterprise Pack for AlmaLinux 物理 / 仮想」として当社から提供する各サービスの認証には、当社のマネージド PKI によるクライアント証明書を用いた認証を行っております。
双方のサービスによる認証方式は異なる状況となりますが、あらかじめご了承くださいますようお願いいたします。
ライセンスキーはどのように発行されますか?
当社の契約担当部門よりご契約担当者様へ、ご契約の証書 (サポート証書) に付記する形でご案内いたします。
サポート証書に記載いたしましたライセンスキーはインストール作業時に必須のものとなりますので、お手数をお掛けいたしますが本サポートサービスをご利用いただく AlmaLinux OS のサーバーの管理ご担当者様へご連絡いただきますようお願いいたします。サポート証書に特約事項欄の記載も含めてライセンスキーが見当たらない場合は、お手数をお掛けいたしますがその旨を当社の契約担当部門へお問い合わせください。
ライセンスキーはどのように利用しますか?
本サービスのライセンスキー認証コマンドに引数として指定する形で、本サポートサービスを利用するサーバーに登録します。
ライセンスキー認証コマンドの具体的なご利用方法は『ユーザーズガイド』に掲載しておりますのでこちらをご参照ください。
複数台の契約をした場合、ライセンスキーは何本発行されますか?
ご契約台数に関わらずライセンスキーは契約ごとに 1 つのみ発行いたします。
ライセンスキーにはご契約いただいた台数が登録されており、インストーラーを用いてご利用のサーバーへ登録するたびに利用可能な台数が消費される仕組みとなっております。
ライセンスキーを紛失しました。再発行をお願いできますか?
恐れ入りますができません。
ライセンスキーは本サポートサービスのご購入を示すためのものとなりますので、再発行はお受けできません。あらかじめご了承ください。このため、管理に際しては十分ご注意くださいますようお願いいたします。
ライセンスキーの利用に有効期限はありますか?
ご契約いただいた期間が有効期限となります。
ご契約いただいた期間内におけるライセンスキーのご利用 (インストーラーによるサーバーとの紐付け) に期限は設けておりません。ただし、ご契約の延長をせずにご契約期間を超過した場合、利用できなくなりますのであらかじめご了承ください。
ライセンスキーを登録するサーバーを変更することはできますか? サーバーに登録したライセンスキーを削除することはできますか?
はい。できます。ライセンスキーの登録の解除は、ライセンスキー認証コマンドより実施いただけます。
また、ライセンスキーの利用するサーバーを変更する場合は、まず本サービスの利用を中止されるサーバーで本サービスのライセンスキーの登録解除、およびアンインストール作業を実施いただき、その後新たにご利用いただくサーバー上でのインストールをお願いする形となります。
なお、移動回数の制限は設けておりませんが、本オプションをご契約いただいたサーバー台数以上の環境で、本オプションで取得された延長アップデートパッケージを同時にご利用いただくことはライセンス違反となりますので、ご注意くださいますようお願いいたします。
どのようにインストールするのでしょうか?
以下の流れでのインストール作業をお願いいたします。
1. CloudLinux 社のリポジトリ (認証不要) より、ライセンス認証用コマンドなどが含まれた専用のパッケージをインストールします。
↓
2. 上記 1 のパッケージに含まえるライセンス認証用コマンドを用いてライセンス認証 (ライセンスキーの登録) を行います。具体的なインストール手順等につきましては、納品時にご提供いたします『ユーザーズガイド』に掲載しております。
インストールパッケージはどのようなものですか?
本サービスのインストールや設定に必要な以下のファイルを提供するパッケージとなります。
- dnf コマンドを用いて本サービスのリポジトリをアクセスする際に必要となるライセンス認証関連の設定ファイル
- CloudLinux 社のパッケージの正真性を確認するために必要となる署名ファイル (RPM-GPG キー)
- CloudLinux 社のリポジトリ設定ファイル
- ライセンス認証用コマンド (スクリプト)
- ライセンスファイル (EULA)
ライセンスキー認証コマンドではどのような処理が実行されますか?
ライセンスキーを CloudLinux 社に送信し、CloudLinux 社側で管理するライセンスキーに紐付けられた利用可能台数の登録と、登録対象サーバーからリポジトリサーバーへのアクセスの許可を行う処理を行います。
基本的に、ライセンスキーなどの必要な情報を除き、お客様のサーバーの情報を CloudLinux 社サーバーに送信することはございませんが、詳細な仕様については公開しておりません。ご了承くださいますようお願いいたします。
インストール資材はどのように入手しますか?
『ユーザーズガイド』に掲載しております URL よりダウンロードしてください。
なお、『ユーザーズガイド』はご契約時、およびご契約時に登録いただいた技術連絡先メールアドレス宛に送付しておりますので、ご確認くださいますようお願いいたします。
インストール資材の変更履歴はありますか?
恐れ入りますが提供しておりません。
このため、本サポートサービスのインストールを実施される場合は、『ユーザーズガイド』に掲載している URL より最新の資材を入手のうえインストールいただきますようお願いいたします。
インストール作業の実行時間の目安を教えてください。
通常 5 分程度を要します。
Proxy サーバーを利用していますが、本サービスを利用できますか? Proxy サーバー経由でインストールする方法を教えてください。
はい、一般的な仕様の Proxy サーバーをご利用の場合、本サポートサービスをご利用いただけます。
インストール作業前に HTTPS_PROXY 環境変数、および /etc/yum.conf ファイルもしくは /etc/dnf/dnf.conf ファイルにお使いの PROXY サーバーの設定を追記いただくことで本サポートサービスのインストール、およびリポジトリサーバーを用いたアップデートをご利用いただけます。設定方法につきましてはお客様の環境やお使いの PROXY サーバーの仕様に依存いたしますため、恐れ入りますがお客様ご自身で事前に設定いただきますようお願いいたします。
インストールの実行前に AlmaLinux OS を最新化する必要はありますか?
必須ではございませんが、延長アップデートパッケージを適用される前には、できる限り AlmaLinux OS Foundation (コミュニティ) によるサポート終了日である 2032 年 5 月 31 日時点の状態に OS 全体をアップデートしていただくことを強く推奨いたします。
なお、本サービスで提供する延長アップデートパッケージは、AlmaLinux OS Foundation (コミュニティ) によるサポート終了日である 2032 年 5 月 31 日時点の AlmaLinux 向けの各パッケージに、その後検出された脆弱性の修正を取り込む形で作成します。
このため、AlmaLinux OS Foundation (コミュニティ) によるサポート終了日よりも古い状態から延長アップデートパッケージへアップデートした場合、お客様がお使いのパッケージのバージョンからAlmaLinux OS Foundation (コミュニティ) によるサポート終了日時点で公開されているパッケージ間の細部の機能差異に抵触して正しく動作しなくなる可能性も考えられます。
また、AlmaLinux OS Foundation (コミュニティ) によるサポート終了日までの間にも多数の脆弱性が発見され続けている状況となりますので、お客様のセキュリティ維持の観点からも、延長アップデートパッケージの提供前からの定期的なアップデートの実施を推奨いたします。
アンインストールはできますか?
はい。できます。具体的な実施手順は『ユーザーズガイド』に掲載しておりますのでこちらをご参照ください。
本サポートサービスを利用するサーバーを変更できますか?
はい。できます。
ライセンスキーの利用するサーバーを変更する場合は、まず本サービスの利用を中止されるサーバーで本サービスのライセンスキーの登録解除、およびアンインストール作業を実施いただき、その後新たにご利用いただくサーバー上でのインストールをお願いする形となります。
なお、移動回数の制限は設けておりませんが、本オプションをご契約いただいたサーバー台数以上の環境で、本オプションで取得された延長アップデートパッケージを同時にご利用いただくことはライセンス違反となりますので、ご注意くださいますようお願いいたします。
インストール作業に失敗しました。どうすればいいですか?
技術サポート窓口まで発生した事象を添えてお問い合わせください。
なお、ライセンス認証用コマンドの実行に失敗した場合は、再度の実行などは実施せずにお問い合わせいただきますようお願いいたします。
アップデートパッケージはどうやって適用するのでしょうか?
”dnf update” コマンドを用いて適用してください。
一般的には以下の流れとなります。1. “dnf update” コマンドを実行してください。
2. アップデート内容に応じてサーバー全体もしくはサービスを再起動します。なお、アップデート時にはお使いの AlmaLinux OS のサーバーから本サービスのリポジトリサーバーに HTTPS プロトコルで接続できる必要があるほか、事前のインストール・ライセンス認証作業が必要です。
より詳細な手順は『ユーザーズガイド』に掲載しておりますので、こちらをご参照ください。
指定したパッケージのみをアップデートすることはできますか?
はい、できます。
”dnf update <アップデート対象のパッケージ名>” を実行いただくことで指定したパッケージのみをアップデートいただけます。これらのコマンドを実行した際、指定したパッケージと依存関係の制約から同時にアップデートが必要なパッケージ一覧が表示され、アップデート実行可否の確認を求められます。
この際、表示されるアップデート対象のパッケージ一覧内にアップデートしたくないものが含まれていないことを必ずご確認ください。
特定のパッケージのみをアップデートの対象外とすることはできますか?
はい、できます。
/etc/dnf/dnf.conf ファイルに、excludepkgs ディレクティブを指定することで特定のパッケージを対象外にできます。
ただし、アップデート対象、およびその依存パッケージを excludepkgs ディレクティブに指定していた場合、依存の解消に失敗することがありますのでご注意ください。なお、excludepkgs ディレクティブの具体的な設定方法は技術サポートでご案内いたしますので、希望される設定内容をえてお問い合わせください。
延長アップデートパッケージのソースコードは公開されていますか?
各パッケージのライセンスに従って公開します。
GPL など、ソースコードの開示義務のあるパッケージにつきましてはアップデートパッケージのソースコードを開示いたします。
具体的な開示方法等につきましては『ユーザーズガイド』に掲載しておりますのでこちらをご確認ください。なお、MIT や BSD ライセンスなど、ソースコードの開示義務のないパッケージにつきましては、ソースコードを開示しておりません。
あらかじめご了承くださいますようお願いいたします。