最大 150 の FQDN に対応 ― いよいよ登場マルチドメイン証明書「SureServer Prime MD」

多彩なライセンス体系でさまざまなニーズに応える「SureServer Prime」

サイバートラストの SSL/TLS サーバー証明書「SureServer Prime」は、従来から提供してきた「SureServer」のライセンス体系を刷新することで、さまざまなニーズに対応しています。製品ラインアップについても、一般的なサーバー証明書をはじめ、前回のブログでご紹介した「ワイルドカード証明書」、そして今回ご案内する「マルチドメイン証明書」などをご用意しております。

Web サービスの活用の場はどんどん広がっています。顧客や市場のニーズに合わせて、新規の Web サービスを展開するケースは珍しくありませんが、そのときに忘れてはならないのがサーバー証明書の適用です。ワイルドカード証明書やマルチドメイン証明書は複数の Web サイトを運用する場合に、コストパフォーマンスに優れた選択肢を提供してくれます。

事業の変化に柔軟に対応しつつ、コストを削減する「マルチドメイン証明書」

マルチドメイン証明書は1つで複数の FQDN で利用できる便利な証明書です。1 つの証明書の中に、「www.example.com」に加え、「www.example.net」,「example.ne.jp」,「biz.expamle2.co.jp」といった、ベースドメインが異なる FQDN を複数登録し、利用することができます。

SureServer Prime MD イメージ画像

証明書の集中管理をすることで、1つずつサーバー証明書を管理する場合に比べ、初期コストの削減はもちろん、個別の更新申請作業等が必要なくなり運用コストの削減にもつながります。FQDN ごとに別々の有効期限が設定された状態では、うっかりミスで更新忘れをする恐れもありますが、そうしたリスクも抑えられます。

SureServer Prime MD イメージ画像

旧来の SureServer のマルチドメイン証明書では 1 つの証明書の中に最大 60 まで FQDN を登録することができましたが、SureServer Prime のマルチドメイン証明書ではその数も大幅に増え、最大で 150 の FQDN を登録可能になりました。

シンプルなライセンス体系でコスト管理を容易に

SuerServer Prime のマルチドメイン証明書は、標準価格で 2 つの FQDN をカバーしています。www オプションを加えると 3 つの FQDN で利用することができる、大変お得な証明書となります。

また利用開始後は任意のタイミングで FQDN を追加（または削除）していただくことができます。FQDN の追加は「SAN(Subject Alternative Name)の追加」と呼ばれ、SAN の追加は証明書発行管理ポータル SureBoard（またはSureHandsOn）を通じて申請いただく事ができます。

しかもマルチドメイン証明書は「企業認証」（OV: Organization Validation）証明書のみならず、厳しい審査を経て高いセキュリティレベルを保っていることを証明する「EV 認証」の（EV: Extended Validation ）証明書も発行できることもポイントです。

SureServer Prime では、マルチドメイン証明書に追加する SAN の有効期限を「半年(Short)」と「1年(Long)」の 2 タイプご用意いたしました。
従来の SureServer では、マルチドメイン証明書に SAN を追加する場合、証明書の有効期限が残り 10 か月の場合でも残り 3 か月の場合でも同じ料金でしたが、SureServer Prime では残りの有効期限に応じた適切なタイプで SAN の追加を行っていただけます。

しかもご自身で計算をしていただく必要はなく、SureBoard（またはSureHandsOn）が自動的に有効期限を計算して追加 SAN の適切なタイプを選んでくれます。