リーズナブルな料金体系とシンプルな実装で Web アクセシビリティを実現
事例企業: ワンアソシエイツ有限会社
導入前の課題
ワンアソシエイツ社の Web サイトは、経営者や人事、人材開発、事業部門のトップによく見られている。これらの方々のニーズに応えるため、安心安全な環境で閲覧できることと利便性を高めることを課題として認識していた。また、社会のニーズとして Web アクセシビリティに対応する課題があった。ただ専門のIT技術が必要と考えており、どうやって実現するかを検討していた。
導入の目的・解決手段
どの程度 Web サイトを改定する必要があるのか見当がつかなかったが、サイバートラストの営業担当と会話して、WordPress にプラグイン※をいれるだけでシンプルに実装できることが分かり、導入の動機づけになった。
料金体系がリーズナブルで中小企業にとっても導入可能な価格帯であることも導入しやすく、課題の解決につながった。
※ アクセシレンズの Wordpress プラグインは 2024 年 9 月時点までの機能で、現在は提供終了しています。
導入効果
Webサイトの「文字が小さくてみにくい」などの不都合の解消や「テキストを読み上げたい」ニーズへの対応ができたことが、”人類の相互理解を推進する”という自社のミッションを達成していると範を示せている。
また、Webアクセシビリティが完全に法律の義務化になる前に導入することができたので、アクセスしてもらうことでWebアクセシビリティの必要性を認識してくれる機会があると感じている。
アクセシレンズを実装した Web サイトに SureServer を導入すると、当ツール上で安全なサイトであることをアピールできます。
※ 左記画像のように「サイバートラストにより認証されたサイトです」と表示されます。
Web アクセシビリティツール側に Web サイトのセキュリティ情報(サイト上の通信が暗号化されている/当該企業サイトである証明)を連携させた業界初のサービスです。詳細はアクセシレンズ製品ページ「アクセシレンズの機能」(SureServer との連携機能)をご参照ください。
ワンアソシエイツは、「人類の相互理解を推進する」という Vision と、「人間が自分の持つ無限の可能性に気付き、活かし、喜びに満たされる」という Mission のもと、「エンパワメントリーダー」「レジリエンス」「次世代リーダー育成」などのプログラムを提供し、チームの特性を活かしてハイパフォーマンスを目指すエンパワメントの支援を行っています。
「相互理解」を推進する取り組みの一環としても、Web サイトのアクセシビリティ対策について早期から意識しており、サイバートラストの「アクセシレンズ」を導入しました。
Web アクセスの利便性向上を社会のニーズと捉え、Web アクセシビリティ対策を実装へ
ワンアソシエイツは金融、製薬、IT や製造業など、幅広い企業にコンサルティングをはじめとするサービスを提供しています。主に経営者や人事、人材開発、事業部門のトップに当社の Web サイトが見られており、安心安全に閲覧できることに加えて Web アクセスなどの利便性を高めることを課題として認識していました。改正障害者差別解消法が 2024 年 4 月から施行され公的機関・企業の Web アクセシビリティ実装などの「合理的配慮の提供」が義務化されたこともあり、Web アクセシビリティ対策を具体的に意識していました。「社会のニーズとして Web アクセシビリティに対応したいと考えていました。ただ IT 技術でもあり、Web サイトを改定する必要があるのかなど見当がつかず、どのように実現するかを検討していました」と代表取締役の早勢 弘一氏は当時を振り返ります。
手軽に実装できるハードルの低さとリーズナブルな価格が採用の決め手に
いくつかアクセシビリティ対策ツールを検索したところ、導入に手がかかるサービスもあった中で、アクセシレンズはプラグインで実装でき※、Web サイトを追加で開発したり HTML コードを埋め込んだりする必要がなく、簡単に導入できることが分かりました。早勢氏は「当社でも利用している WordPress にプラグインをいれるだけでシンプルに実装できることも、導入の動機づけになりました。また、料金体系がリーズナブルで、中小企業にとっても導入可能な価格帯であったことも採用の決め手になりました」とアクセシレンズを採用した理由を語ります。
「改正障害者差別解消法における Web アクセシビリティ環境の整備は努力目標として認識していましたが、SDGs の取組みのひとつとしてもあらゆる人が公平に機会をうけられる貴重なポイントとして踏み切る必要を感じていました。法律だからやらなければならない、というよりも、実際に Web サイトにアクセスしたときに読みづらい、判別できないなどの問題があれば解消すべく、早めに導入することを重要視していました。『社会的な弱者に焦点をあてて、デジタルの力で情報収集できる機会を与えたい』というサイバートラストの信念にも共鳴しました」
トライアルで評価ののち、本番実装へ
ワンアソシエイツでは、まずアクセシレンズのトライアルを利用することにしました。トライアルが利用できる期間に使用感を評価し、直感的に分かりやすく、IT リテラシーの高低に関わらず問題なく利用できると実感を得ました。サービスを知ってから 1 ヶ月以内にトライアルをスタートできたことも評価しています。
Web アクセシビリティ対策は企業が評価される大事な要素
早勢氏は「アクセシレンズを導入したことで、当社のミッションである『人類の相互理解を促進』することの範を示すことができ、訪問された方に『この会社はきちんとアクセシビリティ対策をしているな』と感じていただけると思っています。企業の評価は業績以外にも、アクセシビリティ対策なども大事な要素と考えています」と語ります。
また、「ワンアソシエイツは小規模のコンサルティング企業ですが、日本国内企業の 99.1 %が中小企業であり、信念のある経営者や中小企業は多く存在しているので、そういった中小企業にアクセシレンズをもっと導入して欲しい」と期待を寄せています。
これから起きることにいち早く対応することを成功の鍵に
欧米で Web アクセシビリティ関連の訴訟が増加してきている状況を踏まえて「さまざまな例で、米国での動きが日本に到達するのに数年かかっており、現在まだ流れが来ていないようにみえても必ずやってきます。これから起きることにいち早く気づいていける企業は必ず伸びるので、リスクを負ってもまず取り入れてみることが重要と考えています。課題をひとつ解消して、今後どんな課題がでてくるか分かりませんし、十分に理解してから対応するのでは遅いです。まずやってみることが VUCA の時代に成功する鍵になってくるでしょう」と早勢氏は締めくくりました。
導入企業様のご紹介
グローバル人材育成・組織変革に関するコンサルティングとソリューションの開発・提供を行っています。 金融、製薬、ITや製造業などをはじめとする、幅広い企業にサービスを提供しています。
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