OSS と高い技術力、安心のパートナー支援体制を活用し、MIRACLE ZBX 運用管理環境の構築から一次サポートまでワンストップで実現
事例企業: CTCシステムマネジメント株式会社
業種:ソフトウェア・情報通信・IT 規模:301~2,000人
目的: MIRACLE ZBX を活用した IT 統合運用管理ソリューションと独自サポートのワンストップ提供
導入前の課題
商用の運用管理ソフトウェアを中心にサービスを提供していたが、通信業を中心にした市場で商用ソフトウェアからリーズナブルなオープンソースへの流れがより強まると分析
導入の目的・解決手段
Zabbix をベースとしたIT統合運用管理ソリューションを提供するにあたり、技術的な安心感があり、独自サポートビジネスを提供できるパートナー支援プログラムが充実したサイバートラストと提携
導入効果
サイバートラストとの提携により、高い技術力で素早いスピードと正確性を持ったサービス提供を実現し、お客様から高い満足度を獲得し、クラウド導入運用サービスにも展開
MIRACLE ZBX の高品質なサポートを活用した IT 統合運用管理ソリューションを提供
CTCシステムマネジメント株式会社(略称:CTCS)は、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社グル-プの中でシステム運用管理を中核とした、効率的で付加価値の高い IT アウトソーシングサービスを提供する企業です。
CTCS は、当初、商用運用管理ソフトウェアを利用した IT 統合運用管理ソリューションを提供していましたが、オープンソース運用管理ソフトウェアを利用した市場ニーズの高まりに対応するため、2011 年にサイバートラスト(旧ミラクル・リナックス)とパートナー契約を締結。オンプレミスからクラウドまで、お客様のビジネス基盤を支え、カスタマイズ性や管理の操作性が高く、他のツールとの連携が柔軟な MIRACLE ZBX を採用しました。これにより、IT システム運用会社ならではのきめ細かいサービスと、30 年以上の実績により確立したノウハウを活用することで、商用運用管理ソフトウェアに加え、お客様の需要を満たす OSS を利用した IT 統合運用管理ソリューションの提案が可能となりました。
背景:商用の運用管理ソフトウェアから Zabbix をベースとしたリーズナブルな IT 統合運用管理ソリューションへ
CTCS では、構築からサポートまでのサービスの展開を行ってきました。当初は商用の運用管理ソフトウェアを中心に提供していました。しかし、通信業を中心にした市場で商用ソフトウェアからオープンソースへの流れがより強まると分析し、各種のオープンソース運用管理ソフトウェアを検討した結果、最終的にオープンソース Zabbix をベースとした IT 統合運用管理ソリューションを提供する体制を構築すべきだということになりました。
経緯:技術的な安心感があり、パートナーサポート体制が充実したサイバートラストと提携
CTCS が、Zabbix をベースとした IT 統合運用管理ソリューションを提供するにあたり提携したのは、Zabbix をベースに開発とサポートを行うサイバートラストでした。サイバートラストが Zabbix への取り組みが早く、技術力の高い企業であると認識していたからです。さらにパートナープログラムが充実し、同社が設計構築から一次サポートまでワンストップでお客様に提供する体制を構築できることで、ビジネスをさらに拡大できると考えたことが提携の大きな理由となりました。
効果:スピードと正確性、高い技術力でお客様から高い満足度を獲得し、クラウド導入運用サービスにも展開
CTCS は、サイバートラストとの提携により、お客様に高い技術力で素早いスピードと正確性を持ったサービス提供を実現しました。また 2016 年にスタートした同社の「クラウド導入運用サービス For Microsoft Azure」においても、管理サービスの基盤として Zabbix を採用することで、十分に競争力のあるサービスを提供することができました。今後自社のクラウドサービスで、利用実績や運用経験をアピールすることで、お客様が安心して導入を検討できる体制を進めています。
サイバートラストとの提携により、自社運用サービスの差別化が可能に
CTCS で本プロジェクト開始当初からリードしている運用・自動化サービス推進部部長代行(兼)運用プロダクト推進課 課長 伊藤 千博氏は、サイバートラストとの提携の経緯を次のように語ります。
「Zabbix の採用を検討開始した当時、Zabbix を取り扱っている企業は、国内にサイバートラスト(旧ミラクル・リナックス)を含めて 2 社しかありませんでした。当初からサイバートラストは、Zabbix への取り組みが早く技術力の高い企業として認識していました。さらに当社にとって、パートナープログラムが充実していたことが大きかったですね。私たちは運用サービス事業を行っているため、構築だけで終了するのではなく、その後の運用までお任せいただけるビジネスを目指しています。そのためサイバートラストと提携することで、Zabbix の構築から一次サポートまでワンストップで提供できるようになり、運用サービス事業をさらに広げることができると考えたのです」
決め手はパートナー支援体制と、スピード感のある尖った技術力
同社は、他社製品やサービスと比較したサイバートラストの MIRACLE ZBX の優位点として、製品力、案件支援体制、サポート力を挙げます。
「例えば、Windows 環境を監視するエージェントをチューニングして、ウィザード形式でインストールできるようにするなど、現場のエンジニアの使い勝手を汲んだ製品となっている点がうれしいですね」と、独自の機能強化に対して高く評価するのは、運用プロダクト推進課チームリーダー三宅 徹芳氏です。
さらに、三宅氏は続けます。
「サイバートラストの素早い対応力にも高い評価をしています。あるお客様からいただいたレポート系の機能が弱いことに対する改善要望を出したところ、2 週間程度で改善案を実装してもらえました。このスピード感にお客様が驚かれて、当時は採用検討段階でしたが順調に話が進み採用が決まったこともありました」
さらに高いサポート力にも評価をしています。サポート窓口で普段からサイバートラストのエンジニアと接する機会の多い運用プロダクト推進課 木村 洋介氏は次のように述べます。「サイバートラストのエンジニアには、ソースコードを見て動きを説明してもらえるため、問い合わせのあったお客様に、しっかりとサポートを提供できています」
自社で実証した運用実績とノウハウを、お客様へ自信を持って提供
最後に、今後の事業展開について聞きました。
「運用監視、インシデント管理、構成管理、ログ管理などを Zabbix をハブとして提供して、すべてAPI連携できることを目標にしています。これらを武器にお客様の運用をアウトソーシングするという方向で提案したいと思います」(三宅氏)
「CTCS では、Microsoft Azure 上にファイルサーバや Active Directory サービスを使ったクラウド導入運用サービスをリリースしました。サーバの監視を Zabbix で実施しトラブルなく稼働しています。また、私たちには今まで5年間の Zabbix 導入・保守のノウハウがあるので、提案にあたり心配することはありません。今後、この自社サービスでの実績と経験をお伝えすることで、お客様に安心して導入していただきたいと考えています」(伊藤氏)
導入企業様のご紹介
http://www.ctcs.co.jp/