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WEB株主通信

INTERVIEW

トップインタビュー

この度は当社Web版株主通信をご覧いただきありがとうございます。
Web版第一弾となる今回は、2023年6月26日に開催された定時株主総会および取締役会決議をうけて、
代表取締役社長兼CEOに就任した北村裕司が、当社グループの持続的な成長と企業価値の向上に向け、今後の展望を語ります。

社会に価値あるサービスを
提供させていただく責任を胸に、
お客様が安心・安全に
デジタルの利益を享受できる
社会を実現します。

代表取締役社長 兼 CEO
北村裕司

社長に就任した今の気持ちと、
今後の抱負について

  • 当社は2023年3月期において売上高、営業利益ともに8期連続で増収増益を果たすなど、飛躍的な成長を遂げています。そのような組織の未来を託された今、社会に価値あるサービスを提供させていただいている責任と、そうしたサービスの提供により安心・安全なデジタル社会の実現に貢献できる喜びを感じております。

  • 昨今のデジタル化の流れの中で、それに関わる課題が時として大きな社会問題として取り沙汰されていますが、当社が提供する製品・サービスの価値である「トラスト(信頼)」と「セキュリティ(安全)」はそれらの課題解決に貢献するものです。これらの価値は、今後のデジタル社会においてさらに重要性が増していくので、私自身がしっかりリードしていきたいと考えています。

  • また当社は、この4月に、「安心・安全なデジタル社会を実現します」というパーパスと、「すべてのヒト、モノ、コトに信頼を」というミッションを新たに定めました。特にパーパスには、当社の製品・サービスの価値がデジタルの世界にとって不可欠であるということを際立たせるために「デジタル社会」という言葉を加えました。デジタル技術は今や、水や電気と同じように、私たちの生活の中になくてはならないものです。そうしたデジタル社会を支えるインフラ企業として、今後ますます重要性が高まる「トラスト」と「セキュリティ」をサービスとして提供することで、すべてのお客様が安心・安全にデジタルの利益を享受できる社会を実現したいと考えています。

今後の成長戦略について

  • これからのデジタル社会で重要性が高まる
    「トラスト」と「セキュリティ」を軸に、
    世界に誇れる価値を提供します。

    現在私はデジタルトラスト協議会に理事として参加させていただいており、これからのデジタル社会におけるトラストに関する課題整理、社会実装、政府等への提言などの活動を行っております。また、主務大臣認定プラットフォーム事業者として、当社のメンバーとともにマイナンバーカードの推進などの政府が進めているさまざまな政策に提言させていただいております。加えて、OSSセキュリティに関しては、アメリカ政府が先導しOSSグローバルコミュニティがセキュリティ行動計画を策定しましたが、私どもはこの取り組みを日本において一層強化するために、中心的な役割を担うことを主眼として公的機関を交えて議論を始めています。

  • また、今後の日本経済は経済安全保障の観点から製造業を中心とした企業活動のサプライチェーンにおけるトラストやセキュリティがますます重要となっていくと考えられています。当社は製造業のリーディングカンパニーへ向け、安全性の高いIoTサービスを提供するなど、この分野においても「トラスト」と「セキュリティ」で業界を牽引していきたいと考えています。
    日本企業の多くはユーザビリティやクオリティについて世界に誇れるものがありますが、デジタル化の中で当社の提供価値である「トラスト」と「セキュリティ」を加えることで、より高い価値を創出できると考えています。当社は20年以上にわたって、世界でも数社しか提供できていない電子認証サービスをコア事業として提供させていただいております。また、高度な信頼性が求められる情報システムにおいても、国産唯一の商用LinuxOSやシステム管理・監視製品、セキュリティ上の問題を確認できるシステムなど、ITインフラに関わるさまざまな製品・サービスをトータルに提供してきました。こうした豊富な実績が当社のトラストの土台になっています。
    「セキュリティ」に加え、これまで以上に重要となる「トラスト」をより確かなものとするために、国内外を問わず、ともにデジタル社会の課題を解決し、時代をリードできる企業と活発に情報交換を行いクオリティの高いサービスを提供していきます。そして、当社の提供価値である「トラスト」と「セキュリティ」を世界に誇れる価値にしていきたいと考えています。

中期経営計画について

  • ビジネス・トランスフォーメーションに関わるさまざまな取り組みにより、
    2025年3月期に売上高100億円、営業利益20億円を目指します。

    当社は、2023年3月期の初めに3ヵ年計画「BizX 20/40」を掲げ、順調に進捗しております。その成長の源泉になっているのが、ビジネス・トランスフォーメーションに関わる5つの重要テーマに関する取り組みです。

    • BizX 20/40 (中期経営計画 5つの重要テーマ)

    その1つに、「成長する組織と人材育成」を掲げています。喫緊の課題になっているリーダーシップの育成には以前から積極的な投資を始めており、同時に従業員の採用における多様性の確保や地域的な制限の撤廃などとともに、多様な働き方の選択肢を広げています。私たちと一緒に価値の創出に貢献していただけるような優秀な人材を幅広く確保することで、より当社のビジネスを加速できると考えています。
    2つめに掲げる「新規市場の立ち上げとフォーカス」は、パートナーの皆様と共に、これまで当社が提供できていなかった業種業態や企業規模、地域などより幅広いお客様に当社の製品・サービスを提供させていただくことに注力するというものです。

    また、「将来に向けた研究開発」と「グローバル展開」では、量子コンピュータという新しい時代を迎えるにあたり、「耐量子コンピュータ暗号」という新技術に対する投資が重要になってきます。当社は研究開発部門を新設し、将来に向けた研究開発にも注力します。さらにイギリスの量子コンピューティング技術の先端企業であるQuantinuum(クオンティニュアム)社とも連携し、確実に訪れる量子コンピュータ時代でのさらなる成長に向けた投資を展開していきます。

    中期経営計画を着実に進めていくためには、継続的に収益を創出するリカーリングサービスを提供するシステムの安定稼働が必須です。当社は事業の基盤になる安定高収益サービスと、成長を牽引する高成長牽引サービスに積極的な投資をすることでシステムの基盤を維持・向上していきます。一例として、各種の金融サービス利用時などオンライン本人確認の利用場面は今後確実に増えていきます。その際、当社の「iTrust」を利用いただく機会が増加し、トランザクション課金が増え、リカーリング収益の拡大が見込まれています。そのためにもシステムの可用性(継続的に安定して稼働できること)の確保は必須と考えています。
    これら5つの重要テーマに取り組むことで、2025年3月期に売上高100億円、営業利益20億円を目指して邁進していきたいと考えております。

株主の皆様へのメッセージ

  • 安定的かつ継続的に成長する
    ビジネスを展開することで、
    当社が得た価値を
    株主の皆様に還元していきます。

    日頃から私たちの会社を支えていただいている株主の皆様には、当社が提供している価値を一層ご理解いただくための努力を最大限続けていく必要があると考えています。ぜひ当社への理解をより深めていただき、当社のファンになっていただきたいと思います。当社はデジタル社会においては必須のインフラ企業です。これからも安定的かつ継続的な成長に直結するビジネスを展開していきます。株主の皆様には当社が得た価値をさまざまな形で還元できるよう考えております。まずは、2023年3月期から配当を開始しております。引き続き当社にご期待ください。

SUMMARY

決算サマリー

2023年3月期

売上高、営業利益ともに通期8期連続で増収増益

  • 業績推移

REVENUE

数字で見るサイバートラスト

  • 64.9%

    (2023年3月期時点)

    これは取引形態別売上高における
    リカーリングサービス売上高の比率です。 

    当社には、リカーリングサービス、ライセンス、
    プロフェッショナルサービスの
    3つのビジネスモデルがありますが、
    使えば使うほど継続的に利益が増加する
    リカーリング型収益モデルが全体の64.9%を占めています。

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