お知らせ
AlmaLinux OS が NVIDIA CUDA に正式対応
~AlmaLinux 環境における GPU コンピューティングの信頼性と利便性が向上~
2026 年 3 月 10 日
サイバートラストは、AlmaLinux OS(以下、AlmaLinux)を運営する The AlmaLinux OS Foundation に 2023 年からプラチナスポンサーとして参画し、コミュニティメンバーと協働して AlmaLinux の共同開発を行っています。このたび、NVIDIA(本社:米国、エヌビディア)社が開発・提供する GPU※向けの汎用並列コンピューティングプラットフォーム NVIDIA CUDA(Compute Unified Device Architecture)の環境における動作検証が完了し、AlmaLinux は NVIDIA 社の認定を正式に取得しました。ユーザーは公式にサポートされた構成として、AlmaLinux 上で NVIDIA ドライバーや CUDA を利用できるようになります。これにより、特に AI やディープラーニングの用途で活用が進む CUDA の最新機能を AlmaLinux 環境で迅速に利用でき、停止や機能不全が許されないミッションクリティカルシステムにおける AI 活用においても、セキュアでより長期の安定利用が可能になります。
背景
業務課題の解決やビジネス創出などを目的に、自社で AI やディープラーニング開発を検討する企業が増えています。近年 AI 生成コンテンツの利用が進む中、開発には膨大な演算処理を要し、作業負荷によりデータ処理の時間がかかることが大きな課題となっていました。CPU 単体では処理が追いつかない大規模な計算でも、高い並列処理能力を持つ GPU を使うことで、短時間かつ高効率で実行できるようになります。今回、AlmaLinux が NVIDIA CUDA に対応したことで、高いセキュリティ性と安定性を兼ね備えた AlmaLinux 環境で GPU の活用が可能になります。ユーザーは以下のメリットを享受できます。
1. 公式リポジトリでの提供開始
NVIDIA の CUDA ドライバーを、AlmaLinux の公式リポジトリから直接提供します。これにより、インストールや更新の手順が大幅に簡略化されます。
2. ドライバーと CUDA の同期
オープンソースのカーネルドライバーと、ユーザー空間の CUDA コンポーネントをセットで配布されます。これによりバージョンの不整合で動作しない問題が改善されます。
3. NVIDIA の公式サポート
NVIDIA の公式サポート構成に含まれたことで、ミッションクリティカルな業務や大規模な AI 開発基盤としても、より安心して AlmaLinux を選択できるようになりました。
AlmaLinux の CUDA への正式対応は、AI 基盤を長く、よりセキュアに利用する環境構築に向けた重要な一歩となります。当社は、今後も AlmaLinux のセキュリティと信頼性の向上に向けた活動を支援し、お客様のビジネスを強固にサポートしてまいります。
- ※
- GPU とは:画像処理装置(Graphics Processing Unit)の略で、「映像・画像処理」を高速化するために設計されたコンピュータのこと。PC の中枢を担う CPU(Central Processing Unit)は少量かつ複雑なタスクを順に処理する「汎用処理」を担うプロセッサであるのに対し、GPU は多数の演算コアにより、大量の単純なタスクを同時に並列処理する「並列処理」に特化したプロセッサです。CUDA を使うことで、開発者は GPU 上で動作する並列なプログラム(カーネル)を書き、従来 CPU では時間のかかっていた計算処理を大幅に高速化できます。
関連 Web サイト
- AlmaLinux OS について
- Enterprise Pack for AlmaLinux Extended Security Update オプション
- AlmaLinux and NVIDIA Streamline Driver and CUDA Updates(2026 年 3 月 9 日)
本お知らせに関するお問い合わせ先
サイバートラスト株式会社
広報担当:椎名・加藤
メール:press@cybertrust.co.jp
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