プレスリリース
サイバートラスト、旭川市、旭川医科大学、東芝、コニカミノルタとの協力体制により、 森林浴メンタルヘルスケアプログラムの実証実験を6月から開始
労働安全衛生法の一部改正による義務化に先がけストレスチェックを安全なICT環境で実現
2014年6月20日
サイバートラスト株式会社
サイバートラスト株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:眞柄 泰利/以下、サイバートラスト)は、労働安全衛生法の一部改正による義務化に先がけ、従業員のストレスチェックを、ICTの活用により安全に実施する森林浴メンタルヘルスケアプログラムを、旭川市、国立大学法人旭川医科大学(北海道旭川市、学長:吉田 晃敏/以下、旭川医科大学)、株式会社 東芝(本社:東京都港区、代表執行役社長:田中 久雄/以下、東芝)、コニカミノルタ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:山名 昌衛/以下、コニカミノルタ)の協力を得て、本年6月より実証実験を開始します。
サイバートラストが実施する森林浴メンタルヘルスケアプログラムは、旭川医科大学 住友和弘先生(循環呼吸医療再生フロンティア講座特任講師)の監修により、労働安全衛生法の改正法により義務化される見込みのストレスチェックに加え、さらにストレス性のメンタル不調の予防に取り組みます。
東芝が提供する超小型・軽量のインテリジェント生体センサモジュール「SilmeeTM」により、心電位・脈波・体動等を計測し、スマートデバイスに転送を行います。転送されたデータならびにコニカミノルタが提供するパルスオキシメータ「PULSOX-Lite(パルソックスライト)」で血液中の酸素飽和度、脈拍を測定し、旭川医科大学 住友和弘先生によるストレスチェックを実施、各個人へのフィードバックとともに、森林浴によるメンタルヘルスケア効果を測定します。 スマートデバイスによって旭川医科大学 住友和弘先生とやりとりされるプライバシー情報は、サイバートラストの電子認証の技術を活用し、安全にデータの送受信を実現します。
旭川医科大学 住友和弘先生が中心となり、内科学講座(循環・呼吸・神経病態内科学分野 長谷部直幸教授)の協力の下、旭川市内の豊かな自然環境を利用した森林浴によるリラクゼーションや旭川市による滞在支援を組み込んだカリキュラムを1週間にわたり1組3~5人のサイバートラスト社員が実践します。6月から9月の期間において、年間では30人~50人の参加を予定しています。 実証実験により、森林浴によるストレス低減の客観的データを収集し、社員のメンタルヘルスケアと予防を行う企業活動プログラムとして、他の企業にもご利用いただけるメンタルヘルスケアプログラムの開発を目指します。 この取り組みにより日本経済を支える貴重な人材が心の健康を維持、向上させ、企業と人材が活力を持って成長、発展する一助になるものと期待しております。
旭川市長 西川将人様のコメント
この取り組みにより、この地域が誇る、自然環境、医療資源、都市機能、交通利便性などが有機的に結びつき、旭川の新たな魅力が誕生することになります。また大きな社会問題となっているストレスの緩和に、旭川が貢献できることも大変うれしく思っています。
このプログラムを成功させ、より多くの方が旭川にお越しいただけるようになるよう、全面的に協力させていただきます。
国立大学法人旭川医科大学 住友和弘先生のコメント
森林浴をサイバートラスト社をはじめとする企業の方々の健康増進をはかり医療費削減につなげたいと考えています。森林浴がなぜ体に良い作用をもたらすのかという研究は始まったばかりです。これからも科学的な解明を進めてゆきます。
株式会社 東芝 執行役常務 各務正一様のコメント
「進化する医療とともに健やかな毎日を見守る」東芝は「SilmeeTM」等の最先端センサ技術とICTを活用したソリューションを提供することにより、人々の健康に貢献していきます。
コニカミノルタ株式会社
マーケティング本部副本部長 兼ICT・サービス事業統括部長 市村雄二様のコメント
森林療法について
トドマツやエゾマツなどの針葉樹が発する森林揮発性物質(フィトンチッド)の一種α‐ピネンなどのモノテルペン類にストレスを抑制し血圧を下げる効果や免疫を改善する効果があることを確認しています。一時間程度のウォーキングですが、森の中を歩くことでリラクゼーションをもたらす副交感神経が賦活化され、ストレスの改善と血圧の低下が起きます。参加者のほとんどの血圧は下がり、ストレスも改善しています。効果についての詳細はNPO法人北海道森林療法研究会ホームページ、フェイスブックをご覧ください。株式会社 東芝 SilmeeTM (Smart healthcare Intelligent Monitor Engine & Ecosystem)について
小型・軽量の生体情報センサSilmeeTM Bar typeは、心臓活動電位(心電位)、脈波、体動等複数の生体情報を同時に計測し、内蔵の高性能プロセッサでバイタルサインの特徴を抽出、Bluetooth®でリアルタイムにデータ送信したり、内蔵メモリにデータを保存できます。また、ヘルスケアサービス向けにソフトウェアフレームワーク(API:Application Programming Interface)を提供します。今後、このSilmeeTM Bar typeを実証実験や研究開発の現場に提供し、在宅・見守り・介護支援、予防・予後等のケアに活用して、テレヘルス時代に向けたウェアラブルセンサとしての有効性を検証して参ります。
※SilmeeTM Bar typeは、非薬事品の為、診断、治療を目的とした販売、授与はできません。
コニカミノルタ「PULSOX-Lite(パルソックスライト)」について
パルスオキシメータで測定できる動脈血酸素飽和度(SpO2)は聞きなれない言葉だと思いますが、医療の世界では血圧や体温などと並んで重要な生命指標の一つに位置付けられ、病院などの医療の現場で活用されてきました。近年では機器の小型化・低コスト化が進み、医療現場からご家庭・スポーツ・登山などの幅広いシーンで使われ始めています。プログラム期間中に毎日「PULSOX-Lite」でSpO2を測り、その値が自分の通常値かどうかを確かめることで、からだの中の変化を簡単にチェックする目安となります。 コニカミノルタは、ICTを通じて全て人々の暮らしに貢献できるサービス・ソリューションを提供してまいります。
サイバートラスト株式会社について
サイバートラストの詳しい情報は以下のWebサイトをご参照ください。
https://www.cybertrust.co.jp/
※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
報道関係者様からのお問い合わせ
広報担当:永来(えいらい)、藤井
TEL : 03-6234-3800
別紙資料
<森林浴メンタルヘルスケアプログラム実施概要>実施期間 | 6月~9月頃(予定) ※気象状況などにより変更の可能性あり |
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実施場所 | 旭川市江丹別町嵐山 |
受講人数 | 3~5人/1回、年間参加人数:30~50人(予定) |
滞在期間 | 1週間:月曜日~金曜日(移動日含む) |
第1回実施 | 2014年6月30日~7月4日 |
事前 メンタルチェック |
旭川でのプログラム参加の前週に、各自オフィスにて、血圧・だ液チェックの測定を行う。 | |
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旭川での プログラム行程 |
月曜日 | ○旭川へ移動 ○事前チェック(場所:旭川医科大学) ・血液検査 ・採尿 ・ストレステスト |
火曜~ 木曜日 |
○森林浴メンタルヘルスケアプログラム(午前) ・森林浴前の数値測定 ・森林浴の実施 ・森林浴後の数値測定 ○テレワーク及び自主研修(午後) |
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金曜日 | ○森林浴メンタルヘルスケアプログラム(午前) ○事後チェック(場所:旭川医科大学) ・血液検査 ・採尿 ○東京または札幌へ移動(午後) |
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事後 メンタルチェック |
旭川でのプログラム参加後、各自のオフィスにて、血圧・だ液チェックの測定を行う。 |