ミラクル・リナックスが、最新のLinux OS「Asianux Server 7 == MIRACLE LINUX V7」を提供開始
~ オンプレミス、クラウド、組込みなど様々なシーンに対応し、新価格体系でのコストメリットにより Linux 利活用を加速 ~
2015 年 10 月 27 日
ミラクル・リナックス株式会社
ミラクル・リナックス株式会社(本社:東京都新宿区新宿、代表取締役社長:伊東 達雄 以下、ミラクル・リナックス)は、最新の Linux OS「Asianux Server 7 == MIRACLE LINUX V7」を、2015 年 10 月 27 日より販売開始します。最新版より OS ライセンスとサポートサービスをセットにした価格体系に改め、他社の商用 Linux と比較し 30%から最大 80%のコストメリットを実現しています。また、従来バージョンを含む本製品の 24 時間、365 日サポートを 2015 年末に提供開始予定です。
現在、クラウド環境では Linux の利用がデファクトになりつつあり、また、携帯電話を含むアプライアンスなどの組込み用途についても Linux が中核として利用されています。これらの状況を背景に、ミラクル・リナックスにおいても、Linux ビジネスが順調に推移し、「Asianux Server(MIRACLE LINUX)」は、企業向け Linux サーバ用途に加え、車載システムや産業用コンピュータ、各種アプライアンス製品など特定業務用機器への組込みにも採用実績が拡大し、これまで累計 10 万本以上、年間 15,000 本以上の出荷実績を誇ります。最新版となる V7 は、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)7.1 をベースに開発されています。
従来バージョンの「Asianux Server 4 SP4*」は、エンタープライズ向け Linux OS としては国産初となる Microsoft Azure 認証を取得し、2015 年 9 月 1 日より Microsoft Azure Marketplace にて販売を開始しています。最新の「Asianux Server 7」も近日中に Microsoft Azure に対応する予定です。
ミラクル・リナックスでは、今回の「Asianux Server 7 == MIRACLE LINUX V7」提供により、オンプレミスおよびクラウド環境での安定した Linux 利用を支援するとともに、様々な組込み用途でのメリットを提供してまいります。
【Asianux Server 7 == MIRACLE LINUX V7 概要】
Asianux Server 7 == MIRACLE LINUX V7 は、信頼性、安全性、可用性、セキュリティ機能を重視した、アジアでのビジネス要件に最適化された Linux OS です。国内のエンジニアによる的確で高品質なサポートを 10 年にわたって提供できる強力なサポート体制により、基幹サーバに求められるクリティカルで高い信頼性を求められる要件から、特定業務用機器への組込みに必須となる柔軟なカスタマイズまで、あらゆるシーンで安心してお使いいただけます。
<主な特長>
1)サポート体制の充実
お客様は、国内唯一の企業向け Linux ディストリビュータであるミラクル・リナックスから日本語での技術サポートを受けられます。パッチ提供などのリリースポリシーを確立しているため、企業ユーザが安心して利用できます。また、販売開始から 5 年以上の販売期間、10 年にわたるサポート期間においてサービスを提供し、特定業務用機器への組込みに必要とされる長期安定供給や、基幹サーバでの利用に必要とされる長期安定運用のニーズにさらに応えます。
2)オンプレミスもクラウドも組込みにも対応し、コストメリットにすぐれた価格体系
「Asianux Server 7 == MIRACLE LINUX V7」では、これまで分離していた OS ライセンスとサポートサービスをセットにした価格体系を採用しました。物理環境向けの「MIRACLE LINUX Standard Pack」のほか、仮想化環境向けの「MIRACLE LINUX for VM Standard Pack」のラインアップを提供します。
個別に契約いただくより安価な設定となり、安心のサポートサービスがセットでさらに導入しやすくなりました。たとえば 3 年契約の場合、従来は OS ライセンス 6 万円とサポートスタンダード 15 万円を 3 年分の計 51 万円(税別)でしたが、新体系では OS、サポート込みで 16 万 2 千円 (税別)と、約 1/3 のコストダウンが実現できます。
仮想化環境向けサーバでの利用では、OS ライセンスは 1 物理サーバあたり 1 ライセンスで済み、インスタンス数の制限はありません。また、特定業務用機器への組込みでは 1 ライセンスあたりの価格を抑えたライセンス形態を選ぶことができます。基幹サーバや特定業務用機器の稼働テストでの膨大なコストに対して、サポートサービス契約や、アップデータ利用契約を締結いただいたお客様は、カーネルの解析、修正パッチの提供など、必要に応じたサポートサービスをコスト効率よく受けることができます。
この他、プライベートクラウドライセンスとして、OpenStack を始め、プライベートクラウド環境で物理サーバー、仮想マシンが自動で増減(オートスケール)する環境に対応したライセンスを提供します。
3)RHEL 7.1 との十分な互換性
RHEL 7.1 向けのハードウェア、RHEL 7.1 向けに開発されたアプリケーションソフトウェアは、Asianux Server 7 == MIRACLE LINUX V7 の上でほぼそのまま動作させることができます。
<提供開始日>
2015 年 10 月 27 日
<製品ラインアップ/価格>
- 特定業務用機器(産業用コンピュータ/アプライアンス)向け Linux ライセンス
販売価格(税抜)150,000 円 /10 ライセンス (1 ライセンスあたり 15,000 円) - 標準サーバ向けラインアップ
Asianux Server 7 == MIRACLE LINUX V7 とサポートサービスをセットで提供します。
「MIRACLE LINUX Standard Pack」 販売価格(税抜)
※標準的な 9:00-18:00 のサポートを含む
1 年:78,000 円
3 年:162,000 円
5 年:222,000 円
追加 1 年:78,000 円 - 仮想化環境向けラインアップ
Asianux Server 7 == MIRACLE LINUX V7 とサポートサービスをセットで提供します。
「MIRACLE LINUX for VM Standard Pack」 販売価格(税抜)
※標準的な 9:00-18:00 のサポートを含む
1 年:198,000 円
3 年:480,000 円
5 年:690,000 円
追加 1 年:198,000 円
* Asianux Server 4 とは:
Asianux Server とは、ミラクル・リナックスが 2000 年より提供している Linux OS で、アジア地域のニーズに応える信頼性の高い共通のエンタープライズ Linux ディストリビューションとして、日本のミラクル・リナックスと、中国、韓国の Linux ベンダーが参加する合弁会社 Asianux Corporation で共同開発しています。日本国内では、「MIRACLE LINUX」シリーズとして、信頼性、安全性、可用性、セキュリティ機能を重視し、日本国内でのビジネス要件に最適化して提供し、累計 10 万本以上、年間 15,000 本以上の出荷実績があります。国内のエンジニアによる的確で高品質なサポートを 10 年にわたって提供できる安心のサポート体制により、基幹サーバに求められるクリティカルでシビアな要件から、特定業務用機器への組込みに必須となる柔軟なカスタマイズまで、様々な分野での導入実績があります。
Asianux Server 4 は、MIRACLE LINUX V6 と完全に同一の製品です。Microsoft Azure Marketplace においては「Asianux Server 4」の製品名で販売されています。
■ミラクル・リナックス株式会社について
ミラクル・リナックスは、「日本品質」の技術およびサポートにより、オンプレミス、クラウド、組込みのあらゆる領域で活用できるエンタープライズ Linux OS を提供しています。通信事業や公共、金融事業など幅広いエンタープライズ領域での採用実績に加えて、Linux のカーネル技術をさまざまな分野に応用し、カーナビゲーション、自動販売機、医療用端末、映像配信機器など用途別専用機器や、デジタルサイネージ用プレイヤーにも組込み Linux OS の実績を伸ばしています。
さらに、オープンソースベースの企業向け統合監視ツールやバックアップソフトウェアを開発しているほか、統合運用ソフトウェアを開発し、オープンソースとしてコミュニティに公開するなど、オープンソースの活性化に向けた取組みも積極的に行っています。
* MIRACLE LINUX の名称およびロゴは、ミラクル・リナックス株式会社の登録商標です。
* Linux は、Linus Torvalds 氏の日本およびその他の国における登録商標または商標です。
* その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。