プレスリリース
ミラクル・リナックスが、MIRACLE ZBX® 3.0を搭載した大規模システム向け統合監視サーバの最新版「MIRACLE ZBX8300」を提供開始
~ サーバとエージェント間のセキュア通信により、遠隔地やハイブリッドクラウドの監視をより安全に ~
2016 年 7 月 27 日
ミラクル・リナックス株式会社
ミラクル・リナックス株式会社(本社:東京都新宿区新宿、代表取締役社長:伊東 達雄 以下、ミラクル・リナックス)は、大規模システム向け統合監視サーバの最新版「MIRACLE ZBX8300」を、2016 年 8 月 15 日より受注開始いたします。
「MIRACLE ZBX8000」シリーズは、ミラクル・リナックスの統合監視ソフトウェア「MIRACLE ZBX」のほか、監視サーバ専用にチューニングされた Linux サーバ OS や監視に必要なソフトウェア、クラスタソフトウェアなどをハードウェアにインストールした状態で提供されるハードウェア一体型アプライアンスで、すぐに監視設定を開始することができます。これまで公共、金融、製造業など幅広い分野で採用実績があり、システム監視の導入・運用工数およびコストの削減に活用されています。
最新版の「MIRACLE ZBX8300」は、現在提供している「MIRACLE ZBX8220」の後継製品となります。「MIRACLE ZBX8300」では、同梱する Zabbix のバージョンを 2.2 から最新の 3.0 にすることにより、サーバとエージェント間のセキュア通信を可能にしています。MIRACLE ZBX8300 では、Windows や各種商用 UNIX、最新バージョンはもちろん古いバージョンの Linux などさまざまな環境でセキュア通信の機能をサポートしています。Amazon Linux にも対応し、特に通信の暗号化が必須の要件となるクラウドでもお客様の IT 環境の安全な監視を実現します。これにより、インターネット経由でも安全に監視できるようになり、遠隔地で監視する場合や、ハイブリッドクラウド環境の監視も安心してご利用いただけます。「MIRACLE ZBX8300」は、事前に設定・構成・テストを行ったモジュールをパッケージ済みのアプライアンス製品のため、すぐに監視設定の開始が可能です。
また、日本を含むアジア・パシフィックにおいて 6 年連続シェア No.1*1 高可用性ソフトウェア「CLUSTERPRO」の OEM 製品「MIRACLE CLUSTERPRO X」を標準実装し、監視サーバ停止時には自動的にフェイルオーバして監視業務をすぐに継続します。プロセス障害を自動復旧可能な「シングル構成」とハードウェア障害にも対応可能な「クラスタ構成」の 2 種類の構成から選択できます。監視サーバ自身の障害に自動対応できることにより、システム全体の可用性を向上します。
ハードウェアには、エンタープライズでの実績の高い富士通製の最新 PC サーバ「FUJITSU Server PRIMERGY RX2530 M2」を採用しています。お客様のご要望に応えて HDD と電源を二重化したハードウェアである上、万が一のハードウェア故障時にも、センドバック不要で訪問修理が可能な富士通製ハードウェアのサポート込みのため、安心してご利用いただけます。
さらに、2016 年秋にオープンソースの運用統合ソフトウェア「Hatohol」の機能追加を予定しています。これにより、システム監視オペレータ向けの見やすいイベント画面を提供するほか、オンプレミスとクラウドのハイブリッド環境のシステムや、既存のオープンソース監視ソフトウェアの Zabbix や Nagios 環境を統合したシステムの一元監視が可能になります。
ミラクル・リナックスでは、「MIRACLE ZBX8300」の提供により、オンプレミスからクラウドに移行中のシステムやハイブリッドクラウドまで様々なシステム環境を一元監視し、企業における業務のさらなる安定稼働を支援してまいります。
【MIRACLE ZBX8300 概要】
<主な特長・機能>
- 障害が起きても、すぐに監視業務を継続可能
クラスタソフトウェア「MIRACLE CLUSTERPRO X」をセットアップ済み - ハードウェアから監視ソフトまで安心のワンストップサポートを提供
お客様側での問題切り分け不要で、ハードウェアの故障時もセンドバック不要 - 重要な障害イベントの見落としを防ぐ Web ユーザーインターフェイスを提供(2016 年 11 月提供開始予定)
運用オペレータの業務を想定したイベント画面 - 既存の Zabbix/Nagios もまとめて一元監視(2016 年 11 月提供開始予定)
監視サーバの拡張にも柔軟に対応可能
<同梱ソフトウェア>
- OS: Asianux Server 7 == MIRACLE LINUX V7
- 監視ソフトウェア: MIRACLE ZBX 3.0
(オープンソース Zabbix 3.0 をベースとした独自パッケージ *)
- MariaDB 5.5
- DB パーティショニング (HouseKeeper 停止 )
- SNMP 振り分けスクリプト
- 設定バックアップオプション
- 監視データ出力オプション
- PRIMERGY 監視テンプレート
- クラスタソフト:MIRACLE CLUSTERPRO X
- リカバリディスク
* MIRACLE ZBX8300 用にミラクル・リナックスが独自でパッケージを作成しています。
<監視対象および監視項目数>
監視対象 10 万監視項目程度
(監視間隔 5 分、ログ /SNMP トラップ監視を含まない場合)
<提供開始日>
受注日より約 1 ヶ月後
<価格>
MIRACLE ZBX8300 1 年サポートパック ※1台構成のタイプ。サポート1年つきの価格です。 | 4,700,000 円(税抜) |
MIRACLE ZBX8300 5 年サポートパック ※1 台構成のタイプ。サポート 5 年つきの価格です。 | 8,300,000 円(税抜) |
MIRACLE ZBX8300 クラスタ 1 年サポートパック ※2 台のクラスタ構成のタイプ。サポート1年つきの価格です。 | 6,900,000 円(税抜) |
MIRACLE ZBX8300 クラスタ 5 年サポートパック ※2 台のクラスタ構成のタイプ。サポート 5 年つきの価格です。 | 12,000,000 円(税抜) |
MIRACLE ZBX8300 1 年延長サポート ※1 台構成のタイプの1年延長サポートの価格です。 | 1,500,000 円(税抜) |
MIRACLE ZBX8300 クラスタ 1 年延長サポート ※2 台のクラスタ構成のタイプの1年延長サポートの価格です。 | 1,800,000 円(税抜) |
*1 出典:
IDC White Paper「多様化するプラットフォームの高可用性を実現するクラスタリングソリューション~先進的なベストプラクティスから見える将来~」Sponsored by NEC, Nov 2015
■MIRACLE ZBX について
「MIRACLE ZBX」シリーズは、オープンソース版統合監視ソフトウェア「Zabbix」をベースとして、ミラクル・リナックスが独自に開発したエンタープライズ用途に特化した統合的なシステム監視ソリューションです。本ソフトウェアは、ミラクル・リナックスが独自でパッケージを作成しサポート提供しているものであり、Zabbix の開発元である Zabbix LLC 社が推奨もしくはサポート提供やスポンサーしているものではありません。
■ミラクル・リナックス株式会社について
ミラクル・リナックスは、「日本品質」の技術およびサポートにより、オンプレミス、クラウド、組込みのあらゆる領域で活用できるエンタープライズ Linux OS を提供しています。通信事業や公共、金融事業など幅広いエンタープライズ領域での採用実績に加えて、Linux のカーネル技術をさまざまな分野に応用し、カーナビゲーション、自動販売機、医療用端末、映像配信機器など用途別専用機器や、デジタルサイネージ用プレイヤーにも組込み Linux OS の実績を伸ばしています。
さらに、オープンソースベースの企業向け統合監視ツールやバックアップソフトウェアを開発しているほか、統合運用ソフトウェアを開発し、オープンソースとしてコミュニティに公開するなど、オープンソースの活性化に向けた取組みも積極的に行っています。
* MIRACLE LINUX の名称およびロゴは、ミラクル・リナックス株式会社の登録商標です。
* Linux は、Linus Torvalds 氏の日本およびその他の国における登録商標または商標です。
* その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。