2022 年 04 月 21 日
第5回「SSL/TLS サーバー証明書の審査をうけよう<後編>」
漫画でわかる!SSL/TLS サーバー証明書の発行方法!
SSL/TLS サーバー証明書の申請方法を全 6 回に分けてわかりやすく解説します。(前回はこちら)
SSL/TLS サーバー証明書の電話審査
前回の記事で SSL/TLS サーバー証明書のドメイン名権限の確認審査、申請責任者登録を行いました。 今回は「申請責任者」と「申請責任者権限確認・登録者」の在籍の電話確認からお申し込み意思の電話確認までを解説します。
- メールによるドメイン名使用権の確認
- SureServer EV 証明書 加入契約書同意書
- EV・書類による申請責任者の登録(申請責任者登録書)
- 申請責任者と権限確認者の在籍確認(「人事担当部門」への確認 ※ EV のみ)
- 申請責任者の権限確認(「申請責任者権限確認・登録者」への確認 ※ EV のみ)
- お申込みの意思確認(「申請責任者」への確認)
Point
申請責任者や人事部門※、上司※に対して電話審査が行われます。
サイバートラストから電話が来ることを事前に伝えておきましょう。(※EV 証明書の場合のみ)
第 4 回で作成した PDF をサイバートラストが確認した後、申請責任者の在籍・権限とお申込み意思の電話確認を行います。
01 在籍の確認(EV のみ)
代表電話経由で「申請責任者」と「申請責任者権限確認・登録者」の両方の在籍を確認する審査が行われます。
具体的には、サーバー証明書の申請責任者の「氏名」、「役職」、「申請組織に在籍しているかどうか」の確認と、「申請責任者権限確認・登録者」が「申請責任者」の上長であるかも確認します。ここで人事部門から「申請責任者」と「申請責任者権限確認・登録者」の両方の在籍を確認できたらつぎの審査に進みます。
タイミングが悪く電話を取り次げずに放置してしまって、証明書の審査がストップしていた・・・なんてこともあるみたい。タイミングが合わず電話に応答できなかった場合は、折り返しの連絡をしてもらうといいかもしれません。
02 権限の確認(EV のみ)
次に代表電話経由で申請責任者権限確認・登録者(上司)に電話連絡し、「申請責任者登録書」に記名・捺印されたことを確認いたします(第 4 回で作成した書類)。
「申請責任者登録書」では、申請責任者が以下の権限をお持ちであることを表明していただきます。
- 組織を代表して、申請を行う権限(「SureServer EV 証明書加入契約書同意書」に記名・捺印する権限を含む)
- 審査上必要な情報をサイバートラストに提供する権限
- 手続き担当者様が行った申請を承認する権限
03 お申込みの意思確認
最後に申請責任者に対して、サーバー証明書のお申込みの意思確認を行います。こちらも代表電話経由※で確認が行われます。※ 代表電話番号を通じて申請責任者の直通番号等が確認できた場合、確認した電話番号を使用してお申し込み確認を行う場合もございます。
- 申請を自身で行ったこと、または手続き担当者様が申請を行ったことを認識し、承認していること
- 「SureServer EV 証明書加入契約書同意書」に記名・捺印したこと※ EV 証明書を申請した場合のみ
これで、電話によるSSL/TLSサーバー証明書の審査が終わりました。
「電話確認」と「ドメイン審査」が終わったら、翌日~2日程度で証明書の発行が行われます。
まさか人事部や上司にも連絡が行くなんて知らなかったです・・・!
厳密に審査しているってことだね。関係者には事前に相談しておこう!
次回、サーバー証明書と中間証明書をダウンロードしよう!
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