新たな情報発信ツールとしてデジタルサイネージを利活用し、来店見込み客へサービス内容をPR
事例企業: 株式会社OCS
導入前の課題
ショッピングセンターのさまざまな景観条件の中で、店舗への集客施策を検討
ショッピングセンター「サンエー具志川メインシティ」(4 階建・約 50 店舗)の大規模改装が計画され、それに伴って 2013 年に OCS の店舗がショッピングセンター内で移転することになりました。
移転前までは、「プラザ具志川店」店内において、キャンペーンやサービスに関するポスターの掲示、リーフレットの設置などのプロモーションを実施していました。
リニューアルオープンを機に、視認性の向上を踏まえ、サンエー /OCS カードの周知と多様化するサービスの告知を目的として店頭にデジタルサイネージの導入を検討しました。
導入の目的・解決手段
操作性と映像の再現性
安心のバックアップ体制を評価し「MIRACLE VISUAL STATION」採用
キャンペーンや商品を案内するにはまずお客様を惹きつけることが必須として、デジタルサイネージが最適なプロモーションツールと社内での意見がまとまっていました。具体的な検討にあたり、①映像が鮮明であること②操作がシンプルで使い勝手の良い製品、の 2 点がポイントになりました。
これらの要件を満たす製品として、MIRACLE VISUAL STATION を採用しました。また、提案企業がこれまで多数の取引実績があったことの信頼性とサポートなど安心のバックアップ体制を評価しました。
導入効果
採用後のお客様の問い合わせ増 店舗側の運用の手間を軽減
店頭に設置したデジタルサイネージでは、キャンペーンやポイント景品のご案内など入会によるメリットを表示し、新規会員に向けたサービスの提供を積極的に行っています。導入前に比べてお客様からのお問い合わせやキャンペーン参加者は着実に増加しています。 また、ポスターに比べコンテンツをデジタル表示することでアイキャッチにもなり、店頭前のお客様も足を止めてサイネージに見入など、視認性向上の効果を感じています。 表示コンテンツは、本社にて紙媒体と連動して作成しており、導入当初は USB 配信でしたが、ネーッとワークへの切り替えにより、店舗側の負担軽減と即応性が実現しました。改装を機に、お客様の店舗視認性とサービスメニューの周知により、新規会員獲得を強化
株式会社 OCS(以下、OCS)は、沖縄が復帰した 1972 年に地元初の信販会社として設立した株式会社オークスより 2008 年に事業を承継しました。現在は、沖縄県内を基盤にクレジットカード、オートローンを中心としたショッピングクレジット、融資、信用保証を主な事業として展開しています。
OCS カードをはじめ、利用金額の一部を観光資源や伝統文化を支える活動に充てられる社会貢献カードや地元スーパーや百貨店との提携カードを取り扱うなど、地域に根ざした取り組みにより、県内に多くのユーザーを抱えています。
本社の他に、地元のショッピングセンター「サンエー」(以下、サンエー)にインストアブランチ 3 店舗(プラザ新都心店、プラザ西原店、プラザ具志川店)を構え、クレジットカードの入会手続きや融資の相談受付、OCS お楽しみポイント交換、OCS 商品券の販売などクレジットサービスの提供を通して、地域社会の発展に貢献しています。
「プラザ具志川店」の出店先であるサンエーの改装に伴い、レイアウト変更が実施されました。サンエー来店客への店舗視認性とサービス向上、さらに新規会員の獲得を目的として、ミラクル・リナックスのデジタルサイネージ製品「MIRACLE VISUAL STATION DS210」を採用いただきました。
ユーザーニーズ
- 店舗視認性を高め認知度向上し、新規会員獲得に向けた効果的なプロモーション
- 本社から店舗への配信による、両者の負担軽減とタイムリーな情報発信
プラザ具志川店に設置した
デジタルサイネージ
店頭デジタルサイネージがアイキャッチに 目的別に効果的なプロモーションで認知度とサービス向上
OCS はお客様の利便性向上を目的として WEB サービス(非来店による各種お手続き、学費クレジット、振込キャッシング等)に注力するほか、お客様のあらゆるニーズにお応えすべく、県内随一のショッピングセンター「サンエー」内にインストアブランチ 3 店舗を展開しています。
各店舗の窓口では、カードに関するご相談やお問い合せはもちろんのこと、ご融資に関する受付・ご相談なども承る他、付帯サービスとして OCS おたのしみポイントプレゼントのポイント景品交換や OCS 商品券の発行なども行っています。また、店舗の他に、OCS サポートセンターではオペレーターによるサポート(平日)を開設し、カードユーザーに向けて、きめ細やかなサービスを提供しています。
店舗の現状とニーズについて、営業統括次長の大城氏は、「来店客の約 8~9 割は既存のお客様で、ポイント交換や商品券購入、住所変更等の手続きを中心にサービスをご利用いただいています。当社としては、既存のお客様に加え、当社と接点のないお客様へ多種多様な商品・サービスをアピールし、サンエー店内での土日祝日営業の認知度を高めることも目的の一つでした。」と語ります。
2013 年に、OCS「プラザ具志川店」がテナントとして入っているショッピングセンター「サンエー具志川メインシティ」の改装が実施され、移転先となる場所を想定しお客様を惹きつけるアイテムを探していました。提案の中で、デジタルサイネージ活用案が浮上し、キャンペーンや商品案内等に最適なプロモーションアイテムとして活用可能性大と判断しました。
検討すべきポイントは、①映像が鮮明であること②操作がシンプルで使い勝手の良い製品、という点でした。
他社製品と比較し、操作性、映像の再現性が高いことに加え、提案企業がこれまで多数の取引実績があったことの信頼性とサポートなど安心のバックアップ体制を評価したことが「MIRACLE VISUAL STATION DS210」採用の決め手となりました。
また、不特定多数の人が行き来できる場所での設置のため、いたずらでコンセントを抜かれてしまう場合を想定したデモでは、PC の再起動することなくコンセントを指し直すだけで自動で設定した表示に戻る点も評価した部分です。
OCS では、紙媒体に加え、デジタルサイネージコンテンツの作成、配信まで、専属のグラフィックデザイナーが担当しています。「付属の専用コンテンツ管理ソフトウェア「EMPopMaker は、操作がシンプルでコンテンツの作成がとても簡単です。今後は、スケジュール配信の機能を有効に扱い、タイムリーに情報発信をしたい」とコンテンツの作成者は言います。
株式会社 OCS
営業統括部次長 兼 営業統括課長
大城 弘也 氏
店頭に設置したデジタルサイネージでは、サンエー/OCS カードの新規会員募集やキャンペーン、ポイント景品のご案内などを表示しています。
「店頭では、店舗の認知度向上とキャンペーンやサービスの周知で新規会員を誘導、店内では既存会員向けにポスターやリーフレット、POP などでサービスを紹介するなど、店内外の特性を活かした販促を実施しています」と、店舗のプロモーションを企画している伊敷氏は話します。
新サービス開始の場合も、店内用ポスターのテイストに合わせてデジタルサイネージ用コンテンツを作成し、お客様に対しより分かりやすさや統一感があり、記憶に残るコンテンツ作りを心がけています。
キャスター付きディスプレイは移動が容易で、電源を差し込むだけでコンテンツが表示されるため、接客で忙しい店舗側の負担はほとんどなく不便もありません。また、当初の USB メモリを使用した配信から、ネットワーク配信に切り替えたことも更なる負担軽減となり、運用面でメリットを感じています。
「店舗からの声を吸収し、今後も既存・新規会員へのサービス向上にデジタルサイネージを活用していきたいです」(伊敷氏)
「今後は、EMPopMaker のタイマー設定やスケジュール、曜日、時間帯の設定機能を活用し、よりタイムリーなコンテンツ配信で新規会員を獲得したい。
また店舗以外に、交通量の多い大通りに面している特性を活かし、本社への導入も検討し、さらなる知名度を向上したいと考えています」(大城氏)
株式会社 OCS
営業統括部 営業統括課 係長
伊敷 邦子 氏
導入企業様のご紹介
株式会社 OCS(以下、OCS)は、沖縄が復帰した 1972 年に地元初の信販会社として設立した株式会社オークスより 2008 年に事業を承継しました。現在は、沖縄県内を基盤にクレジットカード、オートローンを中心としたショッピングクレジット、融資、信用保証を主な事業として展開しています。 http://www.ocsnet.co.jp/