高専女子フォーラム in 関西 2024 に参加しました!
フィールドマーケティング部のとみたです。
サイバートラストのセキュリティ製品のプロモーションや、OSS のコミュニティ活動を行っています。
先日、12 月 8 日に開催された高専女子フォーラムに参加しました。高専女子フォーラムは、高専の女子学生を対象とした、女子学生のキャリア教育のためのイベントです。私も高専の情報工学科出身ということで、かつては女子高専生でした。今回、サイバートラストにエンジニアとして採用されてから現在フィールドマーケティング部で働く自身のキャリアをもとに女子学生に向けたメッセージを伝えるべく参加しました。今回は、高専女子フォーラムの様子と、自身のキャリアについてご紹介したいと思います。
高専女子フォーラムに参加してみて
高専女子フォーラムでは、前半に高専の女子学生の皆さんの学生生活や、研究内容のポスター発表があり、後半に企業のキャリア教育(女性技術者の活躍や男女共同参画の取り組みなどの紹介)に関するポスター発表が行われるという流れでした。
学生の皆さんの発表では、大きく分けて学生生活に関する発表、研究に関する発表、専門教育に関する発表がありました。学生生活に関する発表では、部活動や高専祭(文化祭)、女子学生による女子学生のためのプロジェクトを行っていたりと、学生が主体的に活動されていることを知ることができました。また、海外留学や海外研修プログラムに参加した、これからしたいという学生が多かったことが印象的でした。高専生の留学や研修をサポートする制度がいくつかあるようです。専門教育に関する発表では、各高専の専門科目でどのようなことを学んでいるのかを知ることができました。座学や実験で学んだことを、高専祭などで形にして来場者と一緒にものづくりのワークショップをする高専もあるようです。研究に関する発表では、地域と密接に関連した研究が行われていたり、生活に身近なものに最新の技術を応用した研究が行われていました。
人事部より: 今回のイベントでは、高専女子学生の取り組みを間近で拝見し、とても感銘を受けました。先輩と後輩がチームを組み、地域の小中学生にものづくりの魅力を伝える体験実習を行うなど、自ら考え、主体的に行動する姿勢が印象的でした。こうした活動は、自身の成長にもつながり、高専女子の輪を広げていく素晴らしい取り組みだと感じましたし、女子学生のはつらつとした姿勢に、私自身も背筋が伸びる思いでした。また今回は、女子学生のキャリア教育を目的に、サイバートラストにおける女性活躍の取り組みをご紹介しました。学生や先生方から、様々なご質問もいただき、興味を持っていただけたことは、大変嬉しい経験でした。
このイベントを通じて、人事として社員のキャリアアップを後押しできる制度を考えていきたいと強く思うきっかけになりました。
「日本と世界をつなぐ人になりたい」私のキャリア
高専女子フォーラムのパネルセッションでご紹介した内容をベースに、私のキャリアをご紹介したいと思います。
前述したように、私は高専の情報工学科出身です。学生時代は、高専に入る前から海外に行きたいという気持ちが大きく、英語部で活動したり海外研修に参加したり、他の高専生と比べるとちょっと英語ができるくらいの学生でした。漠然と「海外に行きたい」「日本と世界をつなぐ役割になりたい」という気持ちがあるだけだった私の転機が、学生の時に参加した高専女子フォーラムでした。今回の高専生と同じように英語部や海外研修での活動を発表した際に、サイバートラストと出会いました。インターンシップに参加したことで、OSS(Open Source Software)を深く知るようになりました。OSS はソースコードが公開されているソフトウェアを指します。誰でも利用、改変、再配布することができ、世界中の人が協力してより良いものをつくる素晴らしい文化に共感しました。
サイバートラストは社員を応援してくれる会社で、入社後 Linux のサポートエンジニアとしてパッケージを修正したりカスタマイズを行ったり、脆弱性管理製品のプロダクトマネージャを務めたりと、いろいろなポジションに挑戦させてもらいました。現在はフィールドマーケティング部に所属し、これまでの経験を活かして脆弱性市場の調査、啓発活動を行ったり、OSS コミュニティで活動したりしています。様々な経験をしてきましたが、どれも今の活動に繋がっていると感じます。今振り返ると、学生の時になりたかった「日本と世界をつなぐ役割」の場所が、私にとっては「オープンソース」なのだと思います。おそらくキャリアだけに言えることではないと思うのですが、完璧じゃなくても、興味のある場所にまず飛び込んでみることが人生が充実するためのヒントなのではないかと思います。