クラウド型セキュリティサービス「Gluegent Gate」がサイバートラスト デバイス ID と連携し端末認証に対応
〜 ゼロトラストを前提としたシングルサインオン、アクセス制御が可能に 〜
2020 年 8 月 20 日
サイバートラスト株式会社
サイバートラスト株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:眞柄 泰利、以下、サイバートラスト)は、株式会社グルージェント(本社:東京都港区、代表取締役 CEO:鈴木 都木丸、以下、グルージェント)が提供するシングルサインオンサービス「Gluegent Gate」とサイバートラストが提供する「サイバートラスト デバイス ID(以下、デバイス ID)」が連携し、8 月 28 日よりデバイス証明書による端末認証に対応することを発表します。
「Gluegent Gate」が「デバイス ID」に対応することで、「Gluegent Gate」の管理者サイトから「デバイス ID」の発行・配付および失効まで運用することが可能となりました。これにより、強固なアクセス制御を実現することができ、さまざまなクラウドサービスへのアクセスを「デバイス ID」がインストールされた端末のみに限定することができます。
昨今、企業において Microsoft 365 や G Suite、Salesforce.com などのクラウドサービスを利用するケースが拡大しています。その一方、各々のサービスを利用する際には、運用の煩わしさから同じユーザー名やパスワードを使い回すケースが散見されています。また、総務省の「通信利用動向調査」※1 によると働き方改革の推進などによりテレワーク導入企業は増加傾向にあり、「いつでも、どこからでも」情報資産にアクセスでき業務を遂行できる環境が必須の要件になっています。
クラウドサービスが活用され、パソコンなどのデバイスを社外に持ち出すことにより、企業ネットワークの境目に隔たりがなくなることでセキュリティリスクが高まります。より安全にさまざまなサービスを利用し、情報資産にアクセスするためには、「ゼロトラスト」※2 という考え方のもと、認証を強化する必要があります。
「Gluegent Gate」は、IP アドレス制御や端末認証、デバイス証明書認証など多様なアクセス制御方式に対応し、複数の認証方法を組み合わせてセキュリティレベルを向上するクラウド型セキュリティサービスです。「Gluegent Gate」では、一度の認証手続きで複数のサービスに安全にログインすることができるシングルサインオンを採用し、ID やパスワードの使い回しによるセキュリティリスクを低減します。各種クラウドサービスのアカウントを一元管理することができるため、組織情報の反映など、スムーズで正確な運用を可能にします。
サイバートラストが提供する「デバイス ID」は、厳格な端末認証として、管理者が指定した端末にのみデバイス証明書を登録、かつ一度登録されたデバイス証明書の複製や取り出しができない仕組みを Windows や macOS などの各種 OS で実現したデバイス証明書発行管理サービスです。企業が許可した PC・スマートデバイスのみにデバイス ID を配付・インストールすることにより、私物端末など許可されていない端末からの企業リソースへの不正アクセスを防ぎます。
連携によるソリューションの機能概要
これにより、利用者は複数の ID 管理などの煩わしさから解放され、かつ、クライアント証明書とパスワード認証を利用した二要素認証によるセキュアな端末認証が実現可能となります。
グルージェント、サイバートラストは、今後も協業を深め、企業におけるパブリッククラウドサービスを便利かつ安心・安全に利用できる環境の構築を支援していきます。
- ※1
- 出典:総務省、2020 年5月 29 日公表「令和元年通信利用動向調査の結果」
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/data/200529_1.pdf
- ※2
- ゼロトラストとは:社内外のネットワークを区別せず、信頼しないことを前提として、すべての接続者、接続端末に対してアクセス認証を行い、毎回セキュリティレベルに達しているのかを検査することでセキュリティを担保すること。2010 年に Forrester Research 社の John Kindervag 氏により提唱された概念モデルで、パブリッククラウドの活用や API によるビジネスサービスの連携などを背景に重要視されている。
関連サイト
・サイバートラスト デバイス ID Web サイト:https://www.cybertrust.co.jp/deviceid/
・Gluegent Gate Web サイト:https://www.gluegent.com/service/gate/
・株式会社グルージェント プレスリリース:https://i.sios.com/news/press/20200820-gluegentgate-id.html
「Gluegent Gate」について
https://www.gluegent.com/service/gate/
「Gluegent Gate」は、2012 年以来、Google for Work、Office 365 といった多くのクラウドサービス向けに展開。Google Apps™での導入実績で培った技術を活用し、セキュリティ機能を強化してきました。「Gluegent Gate」導入により、企業は、必要な場所、デバイス、時間、アカウントからのアクセスのみを許可することで不正アクセスを防止し、クラウドサービスの利便性を損ねることなくクラウド上のデータを保護できます。また、アカウントを統合管理し、パスワードルールの徹底も容易に実現できます。これにより、企業情報へのアクセスの利便性とデータの確実な保護を両立させます。
株式会社グルージェントについて
グルージェントはサイオス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:喜多伸夫、東京証券取引所 第二部:3744、以下、サイオス)の子会社で、Java を中心とした最新の技術基盤をベースに、多数の先進的なシステム開発の実績を誇っております。またサイオスのクラウド分野の専業事業会社として新たな Web アプリケーションソフトウェア製品やソリューションサービスの開発を推進しています。
「サイバートラスト デバイス ID」について
「サイバートラスト デバイス ID」は、会社が許可した端末を厳格に認証し、安全なネットワークアクセスを実現するマルチデバイス対応のデバイス証明書管理サービスです。マルチデバイス、マルチネットワーク環境において、不正端末からのアクセスを防止し、安全に情報資産を活用できる共通の端末認証基盤を実現します。
サイバートラスト株式会社について
サイバートラストは、日本初の商用電子認証局として 20 年以上にわたり提供している認証・セキュリティサービスと、ミラクル・リナックスのカーネル技術やオープンソースソフトウェア(OSS)の知見を応用したオンプレミス、クラウド、組込み領域向けの Linux/OSS サービスを展開しています。また、これらの技術や実績を組み合わせ、IoT をはじめとする先端分野に向けて、「ヒト・モノ・コト」の正しさを証明し、お客様のサービスの信頼性を支えるサービスを推進しています。
「信頼とともに」。サイバートラストは、IT インフラに関わる専門性・中立性の高い技術で、安心・安全な社会を実現します。
当リリースに関するお問い合わせ先
サイバートラスト株式会社
広報担当:椎名・河原
メール: press@cybertrust.co.jp
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