プレスリリース
サイバートラストが、SSL/TLS サーバー証明書の新ラインアップ「SureServer Prime」を、2020 年 10 月 19 日より提供開始
~ライセンス体系と価格の刷新によりお客様の多様なニーズに対応し、 安心・安全なウェブ利用環境を実現~
2020 年 9 月 15 日
サイバートラスト株式会社
サイバートラスト株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:眞柄 泰利 以下、サイバートラスト)は、SSL/TLS サーバー証明書の新ラインアップとして、「SureServer Prime(シュアサーバー プライム)」シリーズを 2020 年 10 月 19 日より提供開始します。
「SureServer Prime」シリーズでは、認証レベルに応じて、企業認証付き(OV: Organization Validation)※1 サーバー証明書の「SureServer Prime」と、フィッシング対策にもっとも有効な、より厳格な企業認証(EV: Extended Validation)※2 が可能となるサーバー証明書「SureServer EV Prime」の 2 種類をご提供します。新シリーズでは、現在提供中の「SureServer」シリーズのライセンス体系を刷新し、サーバー台数に応じて課金するサーバーライセンスから FQDN ※3 ライセンスになります。また、「SureServer」シリーズでは一部制約のあるサーバー証明書の無償再発行が、「SureServer Prime」シリーズでは無制限に可能となりました。
サイバートラストではこれまで、「SureServer」シリーズとして「SureServer」および「SureServer EV」の 2 種類の SSL/TLS サーバー証明書を提供してきました。今回、新たに「SureServer Prime」シリーズをラインアップに加えることにより、さらに導入しやすい価格帯で、運用管理の容易なサーバー証明書を選択可能となりました。
数多くのドメインやサーバーを運用する企業が増加し、サーバー証明書の更新やインストール作業などの管理が煩雑となるほか、ライセンスコストの増大など費用面の課題も発生します。また、フィッシング対策協議会によると、同協議会に寄せられたフィッシング報告件数は 2020 年 8 月時点で増加傾向にあり、サイト運営者の実在性を厳格に審査する、より信頼性の高い SSL/TLS サーバー証明書の活用が重要になります。サイバートラストでは、豊富な SSL/TLS サーバー証明書ラインアップの提供を通じ、お客様からの多様なニーズに幅広く応えるとともに、国内最長の認証局運用実績を有する電子認証事業者として、さらに安心・安全なウェブの利用環境の実現を目指します。
サイバートラストのサーバー証明書 は、PC ブラウザはもちろん、iPhone、Android などのスマートフォンをはじめ、三大キャリアの携帯電話など幅広いクライアントに対応しています。さらに、ゲーム機器などのその他デバイスにも対応しているものもあり、業界トップレベルのカバレッジで SSL/TLS サーバー証明書をご利用いただけます。
「SureServer Prime」シリーズの主な特長
- 豊富なライセンス体系
FQDN ライセンス、サブドメイン対応ワイルドカード証明書 ※4、マルチドメイン証明書 ※5など豊富なライセンス体系の中からお選びいただけます。ワイルドカード証明書では、階層の異なる FQDN を 1 枚のサーバー証明書で追加料金なく利用していただくことが可能です。(※業界統一規制により、EV のワイルドカード証明書は発行できません。) - 日本の商習慣を重視した審査方法とサポート
20 年超の日本国内での認証局運用の利点を活かし、審査方法やサポートは国内商習慣および法規則を重視したサービスを提供します。顧客情報も国内で管理します。国際基準に準拠した厳格な審査でありながら、最短当日での証明書発行が可能です。(※所定の条件があります。) - サイト運営者の組織名を日本語で表記
SureServer EV Prime では、表示されるサイト運営者の組織名を日本語で表記可能です。 - 無償再発行
脆弱性対応やサーバー移行時にサーバー証明書の再発行が必要になりますが、そのほか利用者の事情による場合でも、理由を問わず何度でも発行可能です。さらに、証明書の情報が異なる場合の再発行にも対応可能です。(既存製品の「SureServer」シリーズでは一部制約があります。) - グローバルスタンダードな監査基準「WebTrust」に合格
WebTrust は、主にインターネットビジネスにおける利用者保護のために、米国公認会計士協会とカナダ勅許会計士協会により策定されたプログラムです。サイバートラストは監査法人より、当社の情報システムや電子商取引の信頼性等について、WebTrust および WebTrust EV プログラムに適合している保証を受けています。 - お客様の組織内でサーバー証明書の申請・管理を可能にする SureBoard / SureHandsOn
SureHandsOn では、お客様の企業情報と利用するドメイン名をあらかじめ審査することで、お客様によるサーバー証明書の申請・発行・失効をいつでも可能にしています。また、SureBoard / SureHandsOn では、API を提供しており、お客様システムとの連携により申請・証明書取得などが便利に行えます。
「SureServer Prime」の製品ラインアップと価格
「SureServer Prime」
- シングル 52,800 円
- マルチドメイン 価格未定(2021 年 2 月提供開始予定)
- ワイルドカード 120,000 円
「SureServer EV Prime」
- シングル 79,200 円
- マルチドメイン 価格未定(2021 年 2 月提供開始予定)
※価格は 1 年単位(税別)、FQDN ライセンスとなります。
提供開始
2020 年 10 月 19 日(マルチドメインは 2021 年 2 月に提供開始予定です。)
※SureServer Prime および SureServer に関する詳細は以下サイトをご覧ください。
Sureserver Web サイト
- ※1
- OV(Organization Validation):企業認証。信頼性が高く、広く一般の企業・組織で活用されています。通信の暗号化と通信相手(ウェブサイトを運営する企業)が確かに存在することを証明する「実在証明」を、認証局が業界ガイドラインに従って審査した上で発行されます。
- ※2
- Extended Validation(EV):主に金融機関など、高いセキュリティレベルを自らに課している企業や組織に採用され、より厳密なチェックをクリアした場合にのみ発行されます。
- ※3
- FQDN(Fully Qualified Domain Name):完全修飾ドメイン名。DNS(Domain Name System)などのホスト名、ドメイン名(サブドメイン名)などすべてを省略せずに指定した記述形式のこと。
- ※4
- ワイルドカード証明書:「*」で指定したドメインの階層に加え、同じドメインであればドメイン名そのものや、別階層の FQDN も 1 枚で利用可能です。
- ※5
- マルチドメイン証明書:1 枚の証明書で異なる複数のドメイン(FQDN)で利用することが可能。1 つの IP アドレスで複数の ウェブサイトを運用している場合も 1 枚の証明書で利用できます。また、複数のサーバー証明書を 1 枚にまとめることで、サーバー証明書の管理が簡易となるメリットがあります。
サイバートラスト株式会社について
サイバートラストは、日本初の商用電子認証局として 20 年以上にわたり提供している認証・セキュリティサービスと、ミラクル・リナックスのカーネル技術やオープンソースソフトウェア(OSS)の知見を応用したオンプレミス、クラウド、組込み領域向けの Linux/OSS サービスを展開しています。また、これらの技術や実績を組み合わせ、IoT をはじめとする先端分野に向けて、「ヒト・モノ・コト」の正しさを証明し、お客様のサービスの信頼性を支えるサービスを推進しています。
「信頼とともに」。サイバートラストは、IT インフラに関わる専門性・中立性の高い技術で、安心・安全な社会を実現します。
当リリースに関するお問い合わせ先
サイバートラスト株式会社
広報担当:椎名・河原
TEL:03-6234-3800
メール:press@cybertrust.co.jp
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