プレスリリース
サイバートラストが Windows デバイスでマイナンバーカードなどでの本人確認可能な「iTrust 本人確認サービス eKYC ライブラリ」を提供開始
〜 窓口業務などでの厳格な本人確認のデジタル完結を支援 〜
2021 年 6 月 16 日
サイバートラスト株式会社
サイバートラスト株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:眞柄 泰利 以下、サイバートラスト)は、デジタルトランスフォーメーションにおけるビジネスプロセスのデジタル化を促進するトラストサービス 「iTrust(アイトラスト)」シリーズの「iTrust 本人確認サービス eKYC ライブラリ」について、 Microsoft Windows(以下、Windows)対応版を 2021 年 6 月 25 日にサービス開発事業者やサービス提供事業者向けに提供開始します。これまで「iTrust 本人確認サービス eKYC ライブラリ」は Android および iOS に対応 ※1 しており、お客様のスマートフォンアプリケーションに組み込んで利用することで、簡素な手続きで利便性を損なわず、確実な本人確認を実現してきました。窓口業務などさまざまなシーンでのデジタルトランスフォーメーションを進めるため、このたび Windows デバイスで動作するサービスでの利用を可能にすることで、より幅広い領域においてサービス事業者の業務効率向上とセキュアで厳格な本人確認による信頼性向上を支援します。
昨今、携帯電話・各種保険の契約や口座開設などの本人確認業務を含む窓口や無人契約機などでの手続きにおいて、有人無人を問わず店舗での本人確認業務のデジタル化のニーズが増加しています。政府も行政サービスや民間の各種サービスをデジタル化し、ユーザーが安心してそのサービスを利用できるようにするために、当該個人が確実に本人であることを証明でき、かつ、サービス提供側がそれを確認できるようなデジタル技術による本人確認手段を促進する方針を示しています。政府の方針を背景に、窓口・無人契約機などでの本人確認業務のデジタル完結がさらに推進されると期待されています。
「iTrust 本人確認サービス eKYC ライブラリ」は、地方公共団体情報システム機構(J-LIS)との契約に基づいて当社が独自に開発した機能で、本人確認のデジタル完結を実現する「iTrust 本人確認サービス」のオプションサービスです。「iTrust 本人確認サービス eKYC ライブラリ」をお客様のアプリに組み込むだけで、J-LIS が提供している「公的個人認証サービス利用者クライアントソフト」 ※2 を別途ダウンロードおよびインストールすることなく、マイナンバーカードを用いた公的個人認証による本人確認が可能となり、利用者の利便性を格段に向上します。さらに運転免許証や在留カードの IC チップ情報の読み取りと、読み取った情報の署名検証による真贋判定による偽造防止で、券面情報を用いた厳格な本人確認を支援します。
Windows 対応版「iTrust 本人確認サービス eKYC ライブラリ」の提供によって、Windows デバイス利用環境においてもこれまでアナログで対応していた本人確認を、公的個人認証を用いてセキュアで厳格にデジタル完結可能にします。これにより入力の手間やミスを軽減し、サービス事業者の業務効率向上と信頼性向上を支援します。
<対応する Windows のバージョン>
- Windows 7
- Windows 10(32 ビット /64 ビット)
サイバートラストは、より幅広い端末で「iTrust 本人確認サービス eKYC ライブラリ」の利用を可能にし、さまざまなシステムと連携して、オンラインでの確実な本人確認のデジタル完結を支援します。
Windows 対応版「iTrust 本人確認サービス eKYC ライブラリ」の提供開始にあたり、日本マイクロソフト株式会社様よりコメントをいただいております。
日本マイクロソフト株式会社 執行役員 常務 パブリックセクター事業本部長 佐藤 亮太 様
日本マイクロソフトは、サイバートラスト株式会社様における「iTrust 本人確認サービス eKYC ライブラリ」の Windows デバイス対応を心より歓迎いたします。各種窓口業務のデジタル化が加速する中で、公的個人認証を用いた本人確認の業務も含めたデジタル化のニーズが高まっております。今回のサイバートラスト様によるライブラリ対応により、サービス事業者における様々な分野における業務のデジタル化ニーズへの対応を支援し、よりセキュアに業務を実行いただける環境を整備し、業務に携わる皆様の業務効率化をご支援できると期待しております。
関連 Web サイト
「iTrust 本人確認サービス」について
「iTrust 本人確認サービス」の利用により、従来、本人確認書類の郵送や転送不要書留郵便などを用いて行っていた本人確認や住所変更確認などを、オンラインで可能にすることで各種確認業務の効率化やコスト削減を実現します。サイバートラストは、公的個人認証におけるプラットフォーム事業者として総務大臣認定を取得 ※3 しています。
「iTrust 本人確認サービス」について詳しくはこちら
- ※1
- 「iTrust 本人確認サービス eKYC ライブラリ」は、Android 5.0 以上の NFC 搭載端末(要 Type-B 対応)、および iOS 13 以上 /iPhone 7 以降に対応しています。2021 年 6 月 25 日より、Windows 7 と Windows 10(32 ビット /64 ビット)に対応します。
- ※2
- 公的個人認証サービス利用者クライアントソフト:公的個人認証サービスを利用した手続きなどを行う際にマイナンバーカード(IC カード)に記録された電子証明書を利用するためのソフトウェア。パソコンと IC カードリーダライタ、もしくはスマートフォンを IC カードリーダライタとしてサービスを利用できます。
- ※3
- 電子署名等に係る地方公共団体情報システム機構の認証業務に関する法律(第 17 条第 1 項第 6 号)の規定に基づく総務大臣認定を受けています。
サイバートラスト株式会社について
サイバートラストは、日本初の商用電子認証局として 20 年以上にわたり提供している認証・セキュリティサービスと、ミラクル・リナックスのカーネル技術やオープンソースソフトウェア(OSS)の知見を応用したオンプレミス、クラウド、組込み領域向けの Linux/OSS サービスを展開しています。また、これらの技術や実績を組み合わせ、IoT をはじめとする先端分野に向けて、「ヒト・モノ・コト」の正しさを証明し、お客様のサービスの信頼性を支えるサービスを推進しています。
「信頼とともに」。サイバートラストは、IT インフラに関わる専門性・中立性の高い技術で、安心・安全な社会を実現します。
当リリースに関するお問い合わせ先
サイバートラスト株式会社
広報担当:椎名
メール: press@cybertrust.co.jp
※ 本プレスリリースに記載されている会社名、製品名、サービス名は、当社または各社、各団体の商標もしくは登録商標です。
Microsoft、Windows は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
Windows の正式名称は、Microsoft Windows Operating System です。