サイバートラストと TRUSTDOCK がマイナンバーカードの公的個人認証 eKYC の本人確認アプリとアプリ用 SDK を提供開始
〜 SDK の活用で既存アプリへの本人確認機能追加を容易にし、よりスムーズな本人確認のデジタル完結を支援 〜
2021 年 7 月 28 日
サイバートラスト株式会社
サイバートラスト株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:眞柄 泰利 以下、サイバートラスト)は、株式会社 TRUSTDOCK(本社:東京都千代田区、代表取締役:千葉 孝浩 以下、TRUSTDOCK)と協業し、マイナンバーカードを活用した本人確認アプリとアプリ用 SDK(Software Development Kit) をサービス開発事業者向けに提供開始することを発表します。両社は、デジタルトランスフォーメーションにおけるビジネスプロセスのデジタル化を促進するトラストサービス 「iTrust(アイトラスト)」シリーズの「iTrust 本人確認サービス eKYC ライブラリ」※1 と、TRUSTDOCK の KYC プラットフォーム「e-KYC / 本人確認 API サービス」を連携し、マイナンバーカードの読み取りによる公的個人認証を用いた本人確認を実現するスマートフォンアプリとアプリ用の SDK を開発しています。
サイバートラストと TRUSTDOCK は、公的個人認証と券面情報検証で協業し、エンドユーザーがスマートフォンにマイナンバーカードをかざすだけで本人確認を完結する TRUSTDOCK アプリを開発しており、2017 年には総務省の IoT サービス創出支援事業で、シェアスペースでマイナンバーカードを活用した本人確認を試験運用しています。このたびの協業により、TRUSTDOCK アプリを利用する本人確認に加えて、既に自社でアプリを持っているサービス開発事業者向けに公的個人認証を実装可能なアプリ用 SDK を TRUSTDOCK より提供します。
「iTrust 本人確認サービス eKYC ライブラリ」と連携した TRUSTDOCK アプリを利用、またはアプリ用 SDK をお客様のアプリに組み込むだけで本人確認機能を追加することができます。これにより地方公共団体情報システム機構(J-LIS)が提供している「公的個人認証サービス利用者クライアントソフト」 ※2 を別途ダウンロードおよびインストールする必要なく、利用者の利便性を格段に向上します。
本サービスの特長
- アプリ経由、または PC やスマートフォンのブラウザ経由で利用可能
PC やスマートフォンのブラウザ経由で QR コードを読み取ることで本人確認アプリを起動できるため、サービス開発事業者が保有する既存のスマートフォンアプリや Web サービスに本人確認機能を追加できます。 - アプリ用 SDK の利用により、サービス事業者のアプリ内で本人確認を完結可能
このたび提供開始するアプリ用 SDK を利用することで、サービス開発事業者が保有する既存のスマートフォン用アプリケーションに本人確認機能を実装できます。これによりエンドユーザーは本人確認用のアプリを別にインストールする必要がなくサービス事業者のアプリ内で本人確認を完了できます。
関連 Web サイト
「iTrust 本人確認サービス」について
「iTrust 本人確認サービス」の利用により、従来、本人確認書類の郵送や転送不要書留郵便などを用いて行っていた本人確認や住所変更確認などを、オンラインで可能にすることで各種確認業務の効率化やコスト削減を実現します。サイバートラストは、公的個人認証におけるプラットフォーム事業者として総務大臣認定を取得 ※3 しています。
「iTrust 本人確認サービス」について詳しくはこちら
- ※1
- 「iTrust 本人確認サービス eKYC ライブラリ」は、地方公共団体情報システム機構(J-LIS)との契約に基づいて当社が独自に開発した機能で、本人確認のデジタル完結を実現する「iTrust 本人確認サービス」のオプションサービスです。 Android 5.0 以上の NFC 搭載端末(要 Type-B 対応)、および iOS 13 以上 / iPhone 7 以降と、Windows 7 と Windows 10(32ビット / 64ビット)に対応しています。
- ※2
- 公的個人認証サービス利用者クライアントソフト:公的個人認証サービスを利用した手続きなどを行う際にマイナンバーカード(IC カード)に記録された電子証明書を利用するためのソフトウェア。パソコンと IC カードリーダライタ、もしくはスマートフォンを IC カードリーダライタとしてサービスを利用できます。
- ※3
- 電子署名等に係る地方公共団体情報システム機構の認証業務に関する法律(第 17 条第 1 項第 6 号)の規定に基づく総務大臣認定を受けています。
株式会社 TRUSTDOCK について
TRUSTDOCK は、犯罪収益移転防止法をはじめ、各種法律に準拠した KYC や AML、CDD の本人確認プロセスを API で提供する「KYC as a Service」です。eKYC 業務ツールはもとより、24 時間 365 日対応のオペレーションも含め、アプリ用 SDK、公的個人認証など、様々なニーズに合わせて、多彩な本人確認サービスを提供して、デジタル・ガバメント構築を推進しています。
「TRUSTDOCK」について詳しくはこちら
サイバートラスト株式会社について
サイバートラストは、日本初の商用電子認証局として 20 年以上にわたり提供している認証・セキュリティサービスと、ミラクル・リナックスのカーネル技術やオープンソースソフトウェア(OSS)の知見を応用したオンプレミス、クラウド、組込み領域向けの Linux/OSS サービスを展開しています。また、これらの技術や実績を組み合わせ、IoT をはじめとする先端分野に向けて、「ヒト・モノ・コト」の正しさを証明し、お客様のサービスの信頼性を支えるサービスを推進しています。
「信頼とともに」。サイバートラストは、IT インフラに関わる専門性・中立性の高い技術で、安心・安全な社会を実現します。
当リリースに関するお問い合わせ先
サイバートラスト株式会社
広報担当:椎名
メール: press@cybertrust.co.jp
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