幅広い環境に向けて最適化したシステム監視環境の構築サービスと監視ソフトのバージョンアップサービスを提供開始
~ 対応する OS とプラットフォームを拡大しユーザーの環境やポリシーに広く応えるとともに、バージョンアップサービスで運用担当者の負荷を軽減 ~
2022 年 12 月 7 日
サイバートラスト株式会社
サイバートラスト株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:眞柄 泰利 以下、サイバートラスト)は、オープンソースのエンタープライズ向け統合システム監視ソフトウェア「MIRACLE ZBX®」を用いて幅広い環境のシステム監視に必要なソフトウェアやデータベースなどを最適化して構築する「MIRACLE ZBX アプライアンス環境構築サービス」と、利用中のシステムやハードウェアの移行などに合わせて MIRACLE ZBX や Zabbix を最新版へバージョンアップする「MIRACLE ZBX バージョンアップサービス」を 2022 年 12 月 7 日より提供開始します。
「MIRACLE ZBX アプライアンス環境構築サービス」は、2013 年より提供している VMware ESXi の仮想化環境に特化したシステム監視用仮想アプライアンス ※1「MIRACLE ZBX Virtual Appliance」の実績を活かして、VMWare ESXi を含む各種の仮想化基盤だけでなく、クラウドや物理サーバーなど、RHEL 8 系の OS が動作するプラットフォームにも対応し、お客様の任意の環境に当社が提供している統合システム監視アプライアンスと同等の環境を構築し提供します。
従来の MIRACLE ZBX Virtual Appliance は、仮想化環境に VMWare ESXi、OS に MIRACLE LINUX が必須であり、導入先の環境やお客様のポリシーによってはこれらの条件のため採用できないケースがあったことから、今回提供開始する「MIRACLE ZBX アプライアンス環境構築サービス」では対応する OS とプラットフォームを拡大し、お客様の環境やポリシーに幅広く対応しました。
また、「MIRACLE ZBX バージョンアップサービス」では、旧バージョンの MIRACLE ZBX や Zabbix を利用中で、最新版のパラメータチューニングやアップデート作業、監視設定の移行作業などに課題を持つ企業ユーザーに向けて、最新版へのアップデートを実施し、運用負荷を軽減し安心安全なシステム監視環境の維持を支援します。
MIRACLE ZBX のバージョンアップに合わせてハードウェアの移行や構築先の変更を検討するお客様は、両サービスを組み合わせて利用することで、構築・移行の工数や負荷を軽減してスムーズに最新の環境でシステム監視を継続することができます。
「MIRACLE ZBX アプライアンス環境構築サービス」の特長と対応環境
- OS のハングアップなどを検知し、OS や各種リソースを自動再起動することで監視サーバーとしての可用性を高める MIRACLE FailSafe を内蔵し、仮想環境上でも高可用な安定したシステム監視環境を実現します
- CSV 出力オプションや設定バックアップオプションなどの実際の運用現場で必要とされる各種オプションを同梱し、監視データの分析や長期保存、運用負荷の軽減を支援します
- MIRACLE ZBX のパラメータチューニングだけでなく、セキュリティガイドラインの要件に沿った OS 自体の設定やチューニングを実施し、構築工数の削減と導入後の作業をより簡潔に実現可能にします
- 対応プラットフォーム
- 仮想化基盤:VMWare ESXi、Microsoft Hyper-V Server、KVM
- クラウドサービス:Amazon Web Services、Google Cloud Platform、Microsoft Azure
- 物理サーバー
- 対応 OS: MIRACLE LINUX、Red Hat Enterprise Linux、Rocky Linux、AlmaLinux
※その他のプラットフォームや OS については応相談となります。
※アプライアンス環境の構築費用に加えて、専用サポートを契約いただく必要があります。
「MIRACLE ZBX バージョンアップサービス」の特長と対象バージョン
- お客様の監視設定内容を調査したうえで、希望する設定や運用に沿った設計・構築を実施します
- 旧環境と新環境を並行して動作させたいニーズや過去の監視データを新環境に引き継ぎたいニーズにも対応します
- 標準サポート期間の終了を 2023 年 3 月 31 日に控える MIRACLE ZBX 3.0 や Zabbix 3.0 をはじめ、既に標準サポート期間が終了している旧バージョンもバージョンアップの対象となります
- 仮想アプライアンスのほか、販売や標準サポート期間が終了しているハードウェアアプライアンスも最新版にバージョンアップ可能です
※オンサイト(ハードウェアの場合は当社に送付いただき構築後に納品も可能)でバージョンアップ作業を実施します。
サイバートラストは、今後もお客様の幅広い環境やニーズに合わせた柔軟なシステム監視サービスを提供し、お客様のビジネスを支えるシステムの安定運用を支援してまいります。
<提供開始日>
2022 年 12 月 7 日
<価格>
- MIRACLE ZBX アプライアンス環境構築サービス:応相談 350,000 円~(税抜)
※動作検証テストを含む
※専用サポート(MIRACLE ZBX アプライアンスサポート)は別途 1,560,000 円 / 年(税抜) - MIRACLE ZBX バージョンアップサービス:個別見積もり
- ※1
- 仮想アプライアンス(Virtual Appliance)とは:仮想化環境上で動作させるために「仮想マシン、OS、アプリケーション」を一体化して提供される製品です。仮想マシン上で動くため、実際に動作するハードウェアに依存せず、専用のハードウェアを購入する必要がないため、ハードウェアコスト、空調などの設備コスト、メンテナンスコストなどを軽減することができます。
MIRACLE ZBX について
「MIRACLE ZBX」シリーズは、オープンソース版統合監視ソフトウェア「Zabbix」をベースとして、サイバートラストが独自に開発したエンタープライズ用途に特化した統合的なシステム監視ソリューションです。本ソフトウェアは、サイバートラストが独自でパッケージを作成しサポート提供しているものであり、Zabbix の開発元である Zabbix LLC 社が推奨もしくはサポート提供やスポンサーしているものではありません。
「MIRACLE ZBX」の詳細は こちら 。
サイバートラスト株式会社について
サイバートラストは、日本初の商用電子認証局として 20 年以上にわたり提供している認証・セキュリティサービスと、ミラクル・リナックスのカーネル技術やオープンソースソフトウェア(OSS)の知見を応用したオンプレミス、クラウド、組込み領域向けの Linux/OSS サービスを展開しています。また、これらの技術や実績を組み合わせ、IoT をはじめとする先端分野に向けて、「ヒト・モノ・コト」の正しさを証明し、お客様のサービスの信頼性を支えるサービスを推進しています。
「信頼とともに」。サイバートラストは、IT インフラに関わる専門性・中立性の高い技術で、安心・安全な社会を実現します。
当リリースに関するお問い合わせ先
サイバートラスト株式会社
広報担当:椎名・佐伯
Web サイト:https://www.cybertrust.co.jp/
* MIRACLE LINUX の名称およびロゴ、MIRACLE ZBX は、サイバートラスト株式会社の登録商標です。
* Linux は、Linus Torvalds 氏の日本およびその他の国における登録商標または商標です。
* その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。