サイバートラストが国立研究開発法人産業技術総合研究所のネットワーク向け認証基盤として「クライアント証明書発行サービスの提供」を落札
〜産総研のネットワーク・情報資産へのアクセスに対してセキュリティ強化を実現〜
2024 年 1 月 29 日
サイバートラスト株式会社
サイバートラスト株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:北村 裕司 以下、サイバートラスト)は、国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)の入札公告案件(一般競争入札(総合評価落札方式))「クライアント証明書発行サービスの提供」を落札したことを発表します。本件では、既存のクライアント証明書発行サービスのリプレイスにともなって、クラウド型プライベート認証局アウトソーシングサービス「サイバートラスト マネージド PKI」をベースに産総研の要件にあわせてカスタマイズを行うもので、要件に沿った専用認証局で証明書の発行・失効申請、配付などの管理を可能にし、厳格な端末認証により産総研のネットワークアクセスへのセキュリティ強化を実現します。
<背景>
産総研は、国内に三組織しかない特定国立研究開発法人の一つで、国内最大級の公的研究機関として日本の産業や社会に役立つ技術の創出と社会実装を推進しています。産総研では、全国 12 か所の研究拠点で約 2,300 名の研究者がイノベーションを巡る環境の変化やそれらを踏まえて策定された国家戦略などに基づいて、「ナショナル・イノベーションシステム」の中核を目指して研究開発を行っています。
多様な研究領域において情報資産を保有する産総研が、所内ネットワークへのアクセスに対するセキュリティ強化のために 2019 年度に導入したクライアント証明書発行サービスのリプレイス時期を迎え、新たなクライアント証明書発行サービスの入札が行われました。
このたびの落札によってカスタマイズを行う「サイバートラスト マネージド PKI」は、お客様ブランドの電子認証局を初期導入コストや運用コストを抑え、多様な利用用途に対応し、安全確実なアウトソーシングで提供するクラウド型プライベート認証局サービスで、以下の特長があります。
- 専用認証局をお客様ブランドで構築:要件に沿った専用認証局を短期で構築可能で、自前認証局システム構築に比べ、初期費用や運用費用を大幅に削減することができます。
- 証明書配付方法のカスタマイズ可能:証明書の発行・失効申請、配付、管理における利便性を向上します。
- 証明書プロファイルのカスタマイズ可能:要件に沿って証明書の有効期限などの設定を実現可能です。
サイバートラストは、安心安全なデジタル社会の実現に向けて、2022 年に電子証明書の高速・大量発行とセキュアな識別・管理を実現するスケーラブルな商用認証局基盤を構築しています。この基盤も活用しながら今後も公共分野を含めたさまざまな用途に向けて信頼性の高い安心・安全な認証サービスの提供を目指してまいります。
関連 Web サイト
サイバートラスト株式会社について
サイバートラストは、日本初の商用電子認証局として 20 年以上にわたり提供している認証・セキュリティサービスと、ミラクル・リナックスのカーネル技術やオープンソースソフトウェア(OSS)の知見を応用したオンプレミス、クラウド、組込み領域向けの Linux/OSS サービスを展開しています。ま た、これらの技術や実績を組み合わせ、IoT をはじめとする先端分野に向けて、「ヒト・モノ・コト」の正しさを証明し、お客様のサービスの信頼性を支えるサービスを推進しています。
「すべてのヒト、モノ、コトに信頼を」。サイバートラストは、IT インフラに関わる専門性・中立性の高い技術で、安心・安全な社会を実現します。
当リリースに関するお問い合わせ先
サイバートラスト株式会社
広報担当:椎名・野口
メール:press@cybertrust.co.jp
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