プレスリリース

サイバートラスト、iTrust で医療機関や薬局のシステム向けの電子処方箋対応プログラムを提供開始

〜医師や薬剤師が電子処方箋や調剤情報に対して電子署名を付与する機能を提供〜

2022 年 12 月 8 日
サイバートラスト株式会社

サイバートラスト株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：眞柄　泰利　以下、サイバートラスト）は、デジタルトランスフォーメーションにおけるビジネスプロセスのデジタル化を実現するトラストサービス「iTrust（アイトラスト）」シリーズに、電子処方箋管理サービス ^※1 の仕様に準拠した「iTrust 電子処方箋管理サービス向け署名共通モジュール」を提供開始することを発表します。

＜背景＞

2023 年 1 月から電子処方箋の運用が開始されます。電子処方箋は、電子的に処方箋の運用を行うための仕組みで、複数の医療機関や薬局で処方・調剤された情報の参照や重複投薬などの確認が行えるようになります。オンライン資格確認 ^※2 などのシステムを基盤とした「電子処方箋管理サービス」を通して、医師・歯科医師、薬剤師間で処方箋がやり取りされます。医療機関が電子処方箋を発行する場合、または薬局が電子処方箋を受け付けた場合に、それぞれ処方内容・調剤内容を含む電子ファイルに電子的に署名を付与する必要があります。

「iTrust 電子処方箋管理サービス向け署名共通モジュール」は、電子処方箋管理サービスにおいて、医師・歯科医師、薬剤師が電子処方箋や調剤情報に対して電子署名を付与するために必要なスタンドアロン形式のプログラムです。医療機関や薬局の既存システムを構築するシステムベンダーは、同モジュールを利用することで、電子処方箋ファイルや調剤情報提供ファイルの XML ^※3 に対して、電子処方箋管理サービスの仕様に準拠した電子署名や長期保管形式に変換された XAdES ^※4 形式の電子署名検証を簡易に実現可能となります。

今回提供する「iTrust 電子処方箋管理サービス向け署名共通モジュール」の特長は以下のとおりです。

医療関係団体が発行する HPKI（Healthcare Public Key Infrastructure）カード ^※5 に対応
厚生労働省および関係機関のガイドラインを満たす電子署名ならびにタイムスタンプ付与が可能
XML 形式文書の電子署名規格 XAdES（シャデス：XML Advanced Electronic Signatures）に対応

「iTrust 電子処方箋管理サービス向け署名共通モジュール」の特長

サイバートラスト株式会社について

サイバートラストは、日本初の商用電子認証局として 20 年以上にわたり提供している認証・セキュリティサービスと、ミラクル・リナックスのカーネル技術やオープンソースソフトウェア（OSS）の知見を応用したオンプレミス、クラウド、組込み領域向けの Linux/OSS サービスを展開しています。また、これらの技術や実績を組み合わせ、IoT をはじめとする先端分野に向けて、「ヒト・モノ・コト」の正しさを証明し、お客様のサービスの信頼性を支えるサービスを推進しています。
「信頼とともに」。サイバートラストは、IT インフラに関わる専門性・中立性の高い技術で、安心・安全な社会を実現します。