プレスリリース

サイバートラスト、システムに影響する脆弱性情報をメール通知するサービス「MIRACLE Vul Alert」を 2023 年 3 月より提供開始

〜脆弱性情報収集の負荷を軽減し、脆弱性の可視化を容易に実現〜

2023 年 2 月 16 日
サイバートラスト株式会社

サイバートラスト株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：眞柄泰利　以下、サイバートラスト）は、システムの利用環境に影響する脆弱性情報をメールで通知する脆弱性通知サービス「MIRACLE Vul Alert（ミラクルバルアラート）」を 2023 年 3 月 1 日より提供開始します。
「MIRACLE Vul Alert」は、ヒアリングシートに記入された OS 情報やパッケージリスト、稼働場所、利用用途といった情報を基に、脆弱性管理ツール「MIRACLE Vul Hammer」を利用した高精度なスキャンと利用環境によるシステムへの影響有無を加味したトリアージ ^※1 を行い、システムに影響する脆弱性の CVE* 番号や概要、深刻度などをメールで通知します。また、一ヶ月の間に検知した脆弱性件数および概要をまとめたレポートも発行するため、システムの状況を一元把握することが可能です。

＜背景＞

米国政府の支援を受けた非営利団体の MITRE 社が提供する脆弱性情報データベース（CVE ：Common Vulnerabilities and Exposures）によると、ソフトウェアの新たな脆弱性は絶えず発見されています。サイバー攻撃の被害は既知の脆弱性が利用されていることが多く、また近年は新たな脆弱性が発見されてからベンダーが更新プログラムを配布するまでの間に行われるゼロデイ攻撃やランサムウェア攻撃など、サイバー攻撃が巧妙化・高度化しています。大企業のみならず中小企業も攻撃対象となっているため、規模を問わずすべての組織・企業において、脆弱性を可視化して迅速なアップデートを行うことがセキュリティ対策として求められています。

しかしながら日々発生する脆弱性情報を収集し、システムに影響する脆弱性を特定、対応方針の策定などを人力によって行うには多大な工数を要します。OS や利用環境によってはシステムに影響しない脆弱性も多く存在するため、「MIRACLE Vul Alert」ではヒアリングシートの情報を基に影響する脆弱性のみを通知することで、脆弱性の見落としを防ぎ、より効率の良いセキュリティ強化を実現します。

「MIRACLE Vul Alert」の活用により、脆弱性の早期発見を実現し、システムの脆弱性を一元的に把握することで、サイバー攻撃のリスク低減を支援します。

「MIRACLE Vul Alert」の特長

お客様によるシステムの新規構築が不要
対象システムの OS 情報、パッケージリスト、稼働場所 ( クローズドネットワーク／オープンネットワーク )、利用用途 ( 本番環境／検証環境 ) といった情報をヒアリングシートに記入いただくことで、登録されたメールアドレスに脆弱性情報を通知します。
日次スキャンにより脆弱性の早期発見を実現
システムのスキャンは毎日行われるため、脆弱性情報の迅速な把握が可能です。
脆弱性のトリアージで効率的な脆弱性対策を実現
メール通知する脆弱性情報は、システムの利用環境を加味したトリアージを行い、影響のあるものに限られるため、脆弱性を取りこぼさず効率の良い脆弱性対策を行うことが可能です。

提供開始日

2023 年 3 月 1 日

価格

36,000 円 (1 サーバー ) ／年（税抜）

※1: トリアージとは：サイバーセキュリティにおいては、発生したインシデントの重要度や緊急性を見極め、対応の必要性を判断し、複数のインシデントが発生している場合にはその優先順位の決定を行うことを意味します。

* CVE に関する詳細はこちらをご参照ください。

サイバートラスト株式会社について

サイバートラストは、日本初の商用電子認証局として 20 年以上にわたり提供している認証・セキュリティサービスと、ミラクル・リナックスのカーネル技術やオープンソースソフトウェア（OSS）の知見を応用したオンプレミス、クラウド、組込み領域向けの Linux/OSS サービスを展開しています。また、これらの技術や実績を組み合わせ、IoT をはじめとする先端分野に向けて、「ヒト・モノ・コト」の正しさを証明し、お客様のサービスの信頼性を支えるサービスを推進しています。
「信頼とともに」。サイバートラストは、IT インフラに関わる専門性・中立性の高い技術で、安心・安全な社会を実現します。