プレスリリース

サイバートラストがパーセフォニの炭素会計・管理ソフトウェアを採用

～脱炭素の取組みに向けて国際基準の温室効果ガス排出管理を導入～

2023 年 8 月 8 日

サイバートラスト株式会社
パーセフォニジャパン合同会社

サイバートラスト株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：北村裕司　以下、サイバートラスト）と、炭素会計・管理ソリューションを展開する Persefoni AI, Inc.（本社：米国アリゾナ州テンペ　以下、パーセフォニ）は、パーセフォニが開発・販売する炭素会計・管理ソフトウェア「パーセフォニ」をサイバートラストが採用したことを発表します。

パーセフォニとサイバートラストのロゴマーク

＜背景＞

地球温暖化による気候変動や異常気象に対する解決策の一つとして、国際的にグリーントランスフォーメーション（GX）の取組みが提唱されています。2023 年 5 月に日本で GX 推進法が成立し、社会全体で効率よく二酸化炭素などの温室効果ガスの排出削減をするため、カーボンプライシング（炭素への価格付け）制度として排出に対して金銭の負担を求める排出量取引制度や炭素税などの仕組みが検討されています。
また近年、国際基準に基づく厳格な炭素会計を導入していることは、投資家や取引先などのステークホルダーにとって企業評価の重要なポイントになっています。例えば、東京証券取引所では、プライム市場上場企業による TCFD（気候関連財務情報開示タスクフォース）に則った情報開示が義務づけされているほか、スタンダード市場やグロース市場の企業にも環境経営に関する情報開示が推奨されています。また、投資会社の中には、カーボンニュートラルに向けた取り組みを投資先評価の必須要件に挙げている企業も増加傾向にあります。

サイバートラストは、パーセフォニの導入によって、主要事業拠点を対象とした温室効果ガス排出量の算定・管理を検証し、GX 推進に向けて企業として実施することを検討します。

パーセフォニは、国際的な温室効果ガス排出算定基準である GHG プロトコルに基づいた厳格な炭素会計・管理ソフトウェアの提供により、サイバートラストの温室効果ガス排出量の算定・管理と GX 戦略の立案・推進を支援し、カーボンニュートラルな社会の実現に貢献します。

このたびの採用に対して、パーセフォニジャパンカントリーマネージャーの三浦健人は次のように述べています。

「サイバートラストがパーセフォニを導入し、脱炭素の取り組みを加速させると決められたことを、大変嬉しく思います。情報セキュリティ業界においても、スコープ 3 を含めた排出量削減の機会は大きく、しっかり取り組んでいく必要があります。パーセフォニは、国際基準に準拠した温室効果ガス排出量の算定・評価のテクノロジーを提供することで、企業の持続可能な成長と脱炭素社会の実現に貢献してまいります。サイバートラストの環境負荷低減への取り組みをサポートし、より高い評価と競争力を獲得するお手伝いをいたします。」

サイバートラスト株式会社について

サイバートラストは、日本初の商用電子認証局として長年にわたり提供している認証・セキュリティサービスと、ミラクル・リナックスのカーネル技術やオープンソースソフトウェア（OSS）の知見を応用したオンプレミス、クラウド、組込み領域向けの Linux/OSS サービスを展開しています。
また、これらの技術や実績を組み合わせ、IoT をはじめとする先端分野に向けて、「ヒト・モノ・コト」の正しさを証明し、お客様のサービスの信頼性を支えるサービスを推進しています。
「すべてのヒト、モノ、コトに信頼を」。サイバートラストは、安心・安全なデジタル社会を実現します。
https://www.cybertrust.co.jp/

パーセフォニジャパン合同会社について

パーセフォニは、気候変動管理・会計プラットフォーム（CMAP）のリーディングカンパニーです。企業や金融機関は、国際的な炭素会計基準である PCAF や GHG プロトコルに対応する当社の SaaS 型ソリューションを利用することにより、国内外のステークホルダーや規制当局が求める気候変動に関する情報開示業務を、高い信頼性、透明性、利便性をもって行うことができます。パーセフォニのプラットフォームは、「炭素分野の ERP（経営資源を統合的に管理し、経営の効率化を図る手法）」であり、スコープ 1 から 3 までの（自社や国内外のサプライチェーン全体での）炭素管理の一元化を実現し、企業は従来の経理業務と同様の厳密さと信頼性をもって、炭素会計・管理業務を進めることができます。
https://www.persefoni.com