2025 年 12 月 03 日
ユーザー操作なしでWindows 端末にデバイス ID 証明書をインストールしてみた③
~ AssetView Cloud + 編~
「AssetView Cloud +」とは?
「AssetView Cloud +」は、株式会社ハンモックが提供する情報システム担当者が管理・対策業務を最小限のリソースで効率的に実施できるよう、ヒトを起点とした新しい管理が実現できる運用管理ツールです。
特長
- 情報漏洩対策:内部・外部からの脅威への効率的な対策により管理コスト削減とセキュリティ向上
- PC 更新管理:社内外の PC の脆弱性によるセキュリティリスクを未然に防ぐ
- IT 資産管理:多様化した IT 資産の管理を適正化し管理コストを削減
- SaaS 管理:社内で利用しているサービスを台帳管理し、ムダなコストを削減
- 「AssetView Cloud +」のサービス詳細につきましては、以下をご覧ください。
https://www.hammock.jp/assetview/cloudplus/
「サイバートラスト デバイス ID」との連携でユーザー負担を軽減
2025 年 10 月より「AssetView Cloud +」と「サイバートラスト デバイス ID」の連携機能の提供を開始しました。
これにより、「AssetView Cloud +」 の「配布・実行タスク」を実行することで、管理者が指定したタイミングでユーザー操作なしに Windows 端末へデバイス ID 証明書の配布・インストールが可能となりました。
本記事では、この連携設定のイメージと、管理者・ユーザー双方にとってのメリットをご紹介します。
本記事は以下のような方におすすめです。
- 「AssetView Cloud +」の管理者で、クライアント証明書配布の効率化を図りたい方
- IT 資産管理ツールと連携させた強固なデバイス認証を検討中の方
- クライアント証明書の導入・運用におけるユーザー負担(インストール作業)を減らしたい方
- 「多要素認証(MFA)」や「デバイス認証(端末認証)」の導入方法を模索
事前準備
「AssetView Cloud +」でデバイス ID 専用アプリの配布・実行設定を行うため、事前準備として以下を行います。
- 「AssetView Cloud +」の基本的な初期設定
- デバイス ID 専用アプリおよび関連ファイルのダウンロードと設定ファイルの編集
- デバイス ID 証明書の申請・発行
「AssetView Cloud +」の設定:証明書インストールの流れ
デバイス ID 証明書のインストールは、「AssetView Cloud +」の「配布・実行タスク」で実施します。
「AssetView Cloud +」の管理画面の操作は、サイバートラストが公開している手順書通りに行うだけで設定が可能であり、他のアプリケーションの配布手順と同様に直感的に行えるため、特別な知識は不要です。
それでは、実際の設定イメージをご紹介します。
配布・実行タスクの設定
「AssetView Cloud +」の「Web コンソール」にログインし、当社の手順書にしたがって「配布・実行タスク」の設定を行います。
ここでは、タスクの種別や実行方法、スケジュール、配布対象のファイルや配布先などを設定します。

設定は以上です。
設定完了後、指定された端末に対して自動的にデバイス ID 専用アプリがバックグラウンドで配布・実行され、デバイス ID 証明書がインストールされます。ユーザーはインストール作業を意識する必要がありません。
上記の設定自体は簡単なため、数分で完了します。
最後に
今回ご紹介した「サイバートラスト デバイス ID」と「AssetView Cloud +」の連携は、以下のメリットがあります。
- 管理者による集中的な管理: 多数の Windows 端末への証明書インストールを、管理者が一括で、かつユーザーの操作を介さずに実行可能なため、管理の手間やコストを削減可能。
- ユーザー負担の軽減: これまでクライアント証明書導入時のボトルネックとなりがちだったユーザー操作が一切不要になり、管理者側のサポート負荷も大幅に削減。
本記事が IT 資産管理ツールの導入やクライアント証明書を用いたクライアント認証をご検討の方のご参考になりましたら幸いです。
「サイバートラスト デバイス ID」のお申し込みとトライアル
初期費用なし、10 ライセンスからご利用可能で、WEB 申し込みから 10 営業日以内の短期間で導入可能な「サイバートラスト デバイス ID」の導入をぜひご検討ください。
また、「サイバートラスト デバイス ID」では、 無償で 1 ヶ月間、10 台までの機器で評価いただけるトライアルキット をご提供しております。
「使用感を実際に体験してみたい」、「既存の環境で運用できるか検証したい」などのご要望に、是非ともトライアルを通じてデバイス ID をお試しください。









