プレスリリース

HENNGE とサイバートラスト、教育機関向けに端末認証サービスと SaaS 認証基盤のサービス連携で協業を強化

～端末認証と多要素認証により機器の安全な接続を実現し、安心・安全な遠隔授業の運用を支援～

2020 年 4 月 27 日
HENNGE株式会社
サイバートラスト株式会社

HENNGE株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：小椋一宏　以下、HENNGE）とサイバートラスト株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：眞柄泰利　以下、サイバートラスト）は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う学校の臨時休校などの対応を受けて、国内の教育機関向けに休校中の安心・安全な遠隔授業を支援するため協業を強化することを発表します。両社は、これまでの企業向けのサービス提供の実績を活かし、サイバートラストの端末認証サービス「サイバートラストデバイス ID」と HENNGE の SaaS 認証基盤「HENNGE One」のサービスを連携して、教育機関向けに展開していく予定です。

「サイバートラストデバイス ID」は、厳格な端末認証として、管理者が指定した端末にのみデバイス証明書を登録し、かつ一度登録されたデバイス証明書の複製や取り出しができない仕組みを実現したデバイス証明書発行管理サービスです。Windows、macOS、iOS、Android の OS で動作し、パソコン、iPhone、Android 搭載端末をはじめ、幅広い端末に対応しています。教育機関での利用においては、管理者が発行申請したデバイス証明書を利用者に配付し、デバイス証明書を登録した端末のみを接続先のネットワークにアクセス可能にすることで、不正アクセスを防ぎ安全な教育環境を構築できます。

「HENNGE One」は、Microsoft 365、G Suite、 Box、 LINE WORKS など、さまざまなクラウドサービスに対して横断的に、セキュアなアクセスとシングルサインオン機能などを提供する SaaS 認証基盤（IDaaS）です。HENNGE One を活用することにより教育機関では、利便性と安全性のバランスの取れたクラウド活用と、教職員の働き方改革につなげることが可能になります。

遠隔授業への参加にあたっては、児童生徒・教職員の端末を誰が使用しているのかを認証できない場合、端末の不正利用による情報漏えいなどのリスクを防ぐことはできません。認証システムによる確実な本人認証と専用サーバーやクラウドサービスなどに接続する端末を特定することが有効な対策です。また、今後、更に ICT を活用した学習環境が整備され、在宅での遠隔授業において教職員と児童生徒が様々なクラウドサービスを活用することが予想されます。HENNGE One を活用することで、教育機関は煩わしい ID とパスワードの管理から解放されます。

「サイバートラストデバイス ID」は、電子証明書を活用した端末認証によって安全な接続先ネットワークを制御し、学校が許可した端末のみにアクセス可能にすることで不正な機器の接続を防止します。さらに「HENNGE One」で利便性と安全性のバランスのとれたクラウド導入の現実解を提供します。「サイバートラストデバイス ID」と「HENNGE One」の組み合わせにより、不正アクセスを防止し、クラウドサービスの利便性を損なうことなく安心・安全な遠隔授業の実現を支援します。

また、今後 GIGA スクール構想による児童生徒 1 人 1 台、また教職員の端末配布などにおいても、安心・安全に従来の学習習慣を維持することを両社で支援していきます。HENNGE とサイバートラストは、安心・安全な学習環境の維持と教育機関の適切な情報セキュリティ対策を実現し、教育機関や生徒・保護者が抱える家庭学習への不安を解消する支援を推進します。

サイバートラスト株式会社について

サイバートラストは、日本初の商用電子認証局として 20 年以上にわたり提供している認証・セキュリティサービスと、ミラクル・リナックスのカーネル技術やオープンソースソフトウェア（OSS）の知見を応用したオンプレミス、クラウド、組込み領域向けの Linux/OSS サービスを展開しています。また、これらの技術や実績を組み合わせ、IoT をはじめとする先端分野に向けて、「ヒト・モノ・コト」の正しさを証明し、お客様のサービスの信頼性を支えるサービスを推進しています。
「信頼とともに」。サイバートラストは、IT インフラに関わる専門性・中立性の高い技術で、安心・安全な社会を実現します。